あなたは、『青のオーケストラ』に登場するヒロイン・秋音律子(あきねりつこ)をご存知ですか?
そう、主人公・青野一(あおのはじめ)を初めて見た時に……
『ヘンタイッ!!』
と衝撃の言葉を叫んだ、キラキラした女の子ですね(笑)
(※キラキラした女の子は、青野が秋音に感じた第一印象です)
初対面の男子に対して遠慮せず言っているため、秋音にこう思ったのではないですか?
「はっきり物を言う子だな」
私も秋音に「物怖じしない性格」「自分を曲げない」という印象を持ちました。主人公・青野も「とんでもない頑固者」と感じているんです。
そして、そんな性格の人は
「でしゃばりさん」
「空気が読めない」
とあまり良いイメージを持たれないこともありますよね。しかし、読んでいくうちに「魅力は意思の強さだけじゃない」と言うことが分かりました。
そんな秋音について知りたくありませんか?
今回は、秋音律子の魅力をたっぷりご紹介します。この記事を読めば秋音律子のトリコになること間違いなし!
【青のオーケストラ】秋音律子とは?
裏サンデーとマンガワンで連載中の「青のオーケストラ」が良いのでみんな読むんだ。 ヒロインの秋音律子ちゃん超かわいいし。 https://t.co/p1TbUg4A14 pic.twitter.com/t68fxZcbAe
— たけぽんFX(アドセンスクリック4649 (@TakeponFX) June 7, 2017
- 名前:秋音律子(あきねりつこ)
- 誕生日:不明
- 在校名:千葉県立海幕高等学校 高校1年
- 所属している部活:シンフォニックオーケストラ部
- パート:2ndパートヴァイオリン
※ヴァイオリンにて1stと2ndがあり、2ndは主に伴奏を受け持つことが多い - 性格:自分の意見を他者に言える、努力家
- 得意なこと:勉強、スポーツ
ちなみに実母は亡くなっており、再婚した母親と一緒に暮らしています。
※父親は単身赴任。
それでは秋音律子の魅力を深堀りしていきましょう!
秋音律子の魅力①自分の欠点を認めている
秋音の長所は、自分の意見を他者に言えるところです。
しかし、同時に自分の欠点・短所を理解している部分もあります。
私…ハルを追い詰めてたよね。
引用:青のオーケストラ 2巻
この言葉は、彼女の親友の小桜ハルへ向けたものです。小桜は中学時代にいじめに会ったことが原因で転校し、高校で秋音と再会しました。
ある日、自分をいじめていた同級生を小桜と秋音が見かけてしまいます。
これをきっかけに過去のトラウマを思い出し、不登校になった小桜。
学校に来ない理由を知っている秋音でしたが、本心を言わない小桜に秋音は一度檄を飛ばします。しかし、『それでは変わらない』と感じた秋音は『自分の気持ちを伝える』ことにしたのです。
小桜をいじめていた相手に直接文句を言っていた秋音。それが小桜へのいじめをより深刻化させました。
中学生の秋音は当時、がむしゃらに抵抗すれば良かったと思っていました。そのため、我慢する小桜にも「このままやられっぱなしでいいわけ!?」と言ってしまいます。
”自分が正しい”
そう思っていた秋音でしたが、周りとの温度差から『空気が読めない』とクラスメイトから言われます。
人の気持ちを考えないで行動したり…
思ったこともすぐ口にしないと気がすまないところとか、
そういうのが周りの人を傷つけたのかなって…
引用:青のオーケストラ 2巻
以前の秋音なら自分の考えを伝えれば相手は分かってくれる…と感じていたはずです。
しかし、小桜の我慢する言動や同級生の言葉から、自分の考えが全てではないと気づいた秋音。私の気持ちも伝えるけど、あなたの思いを聞かせてね……
小桜の本心を聞きたい秋音は、自分の思いを先に伝えました。そうすることで、遠慮がちの小桜の気持ちを引き出しやすくしています。
それは、秋音が過去の失敗から学んだためできた行動です。
そして、それぞれの本音を知ることができ、2人の絆はより深いものになりました。
自分の欠点を認めて、それを長所に活かせるのは、秋音がそれだけ友達を大切に思っているからです。
そのため、悪口を言われるとバトルモードになり、真正面から意見を言います(笑)
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立花との関わりから見える、秋音の変化
秋音と同じ2ndパートを担当している高校1年の立花静(たちばなしずか)。
ヴァイオリンの経験者で、中学時代は1stヴァイオリンを担当していました。2人は作者も認める似たもの同士です。
スポーツ万能、料理上手……そして、自分の意見をしっかり人に伝える。そんな2人は、意見の対立から言い争う場面がありました。しかし、秋音は立花から技術を学び、立花はそんな秋音の努力を認め…今では良き友人です。
ある日、立花は中学時代のできごとを思い出し、気が塞いでしまいます。
秋音は立花の弱気な言動から、『自分にできること』を考えて、ある先輩に協力を依頼しました。
その結果、立花はいつもの調子に戻り、部活にも前向きに取り組めるように。
秋音が『立花の気持ちを考えた』結果であり、中学時代のような自己中心的な行動ではありません。
中学時代の秋音は、一人で全部解決しようと動いていましたが、今では周りにも頼るようになりました。周囲に頼るには、自分だけでなく、相手の考えも知る必要があります。そういった点からも、秋音はかつての欠点を長所に活かしていますね。
秋音律子の魅力②努力の賜物
秋音は相当な努力家だと感じます。その点を一緒に考えてみましょう。
海幕高校のオケ部に入るため
同級生からいじめに会っていた秋音は、保健室で勉強をしていました。海幕高校のオケ部に入ってヴァイオリンを弾きたいから……ーー
その目標のために、ひたすら勉強した秋音は中学のテストで学年3位になるほどの実力。
勉強の苦手な青野は、ヴァイオリンを教える代わりに『勉強を教えてもらう』ことになりました。
普通、嫌がらせを受けたら学校に通うのは嫌ですし、自宅で勉強する選択肢もありますよね。でも、秋音は中学を卒業すれば会わないから、と前向きに考えています。
自分を曲げない秋音だからこそ、1つの目標に向かってひたむきに頑張れたのだと思います。
ヴァイオリンに向き合う姿勢
ヴァイオリンに興味を持ったきっかけは、小桜が弾いているのを見ていたからです。小桜と別れる際に『高校に入って一緒に演奏しよう』と約束しています。
約束を果たすためにも、秋音は真剣にヴァイオリンに向き合いました。
初めて青野に会った時、爪が長いと指摘されると翌日には爪を切っています。
また、立花と言い争った時ですら、彼女から学べる技術を盗みたいと考えるほど。
今の自分がそう簡単に合格できるほど
甘くないことはわかってるつもり!!
引用:青のオーケストラ 3巻
演奏会の座席表を決めるため、オーディションに参加した秋音。結果は不合格でしたが、今回はダメだったけど、実力つけて次は絶対に合格するんだ…!
そんな秋音の気持ちが伝わってきますね。
その後もメキメキ上達する秋音に、最初は厳しい評価をしていた立花ですが、『演奏もすごく上手くなっててビックリした!』
と伝えています。厳しい練習すらも楽しむ秋音を見ると、こちらも元気がもらえますね!
秋音律子の魅力③観察力がある
読んでいくうちに、秋音は結構他の人を見ている…と感じました。
小桜ハルの異変
内気な小桜は高校生になってもクラスメイトと馴染めずにいました。
他のクラスにいる秋音と過ごす時間が唯一安心できるとき。
小桜は心のどこかで、『りっちゃんも私とずっと一緒にいる』と思っていたのかも知れません。しかし、自分以外の子とも気軽に話し、友人を作っていた秋音をみて小桜は嫉妬します。
そんな負の感情を持った小桜は、「急用を思い出した」と逃げるように帰りました。本当は秋音と部活帰りにアイスを食べる約束をしていたのに…。
そして、そんな小桜の異変を感じた秋音は彼女を追いかけているんです。
小桜の親友であり、彼女の性格や事情を知る秋音だからこそ瞬時に感じ取ったのかも知れませんね。
立花の焦り
完璧主義の立花は、練習でも全力でいつ肩の力抜いてるの!?と感じるほどです(笑)
立花と同じ2ndパートである秋音は、立花の演奏をよく聞き、技術をみています。そして立花の性格も理解していると思います。
コンクールまで残り時間が少ないが、課題曲の表現で『優雅さ』を求められた秋音たち。
みんなが悩むなか立花は、わからないなら調べたり、行動して欲しいと釘を刺します。しかし、焦っていると感じた秋音は「焦っても逆効果だし、みんなで考えよう」と提案しました。結局、立花の焦りが爆発しますが、
「みんなで何かしよう」と提案できるのは、秋音がきちんと周囲を見ている証拠ですね。
秋音律子の魅力④運動神経バツグン
秋音はオケ部に所属しながら、運動神経抜群です。
100m走ではその速さから、陸上部にスカウトされそうなほど(笑)
体育祭でも部活対抗リレーに出場したり、購買部のすぐに売り切れると噂のスペシャルサンドをゲットしたりと桁違いの運動能力です(笑)
その背景には、中学では経験できなかった『楽しさ』が日々詰まっているのかもしれません。
【青のオーケストラ】秋音律子と継母の関係
秋音の実母はすでに他界しており、現在継母・司(つかさ)と2人で暮らしています。
明るい秋音とは最初から上手く……いかないですよね。
初対面では秋音は「知らない人と喋るなって言われてるから」とそっぽを向いてしまいます。
幼かったことや、母親を亡くし、傷が癒えていなかったこともあるのでしょう。
それでも司は少しずつ慣れてもらおうと関わりますが、秋音の心はなかなか開きません。ある日、秋音が聴いていた「カノン」をきっかけに話が弾み、秋音も打ち解けていきます。はじめは「律子の継母」として関わっていましたが、日々の生活のなかで自然と「母親」になったと感じる司。
そんな秋音も次第に「母親」に恩返ししたい…と誕生日会を催し、青野と『二つのヴァイオリンのための協奏曲』を演奏します。
口にはしていませんが、秋音も司との過ごした日々から「司の娘として育った…」と感じているはずです。
【青のオーケストラ】秋音律子の恋の行方は?
青のオーケストラは部活動の青春もありますが、学生の青春もつまってます!
秋音の青野に対する印象は、最初は良くありませんでした。
しかし、関わっていくうちに青野に「友情」以上の感情を抱くようになります。
そして、自分でも気づかない内に「好き」の感情に変わっていたのです。
詳しくは🔽の記事に
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【青のオーケストラ】秋音律子のまとめ
秋音律子の魅力が伝わったでしょうか?
表の印象からは見えない、秋音の努力や苦悩を知ると違う印象を感じますよね。
秋音律子の魅力に関するまとめです
- 秋音は自分の欠点を認め、長所に活かす
- 秋音は目標を決めたら、最後まで貫く努力家
- 秋音は観察力があり、さりげなく助けれくれる
- 運動神経バツグンで、助っ人で運動部入るか!?
秋音の魅力についてもっと知りたい人は、ぜひマンガも読んでみてね!
アニメでも演奏の成長がどのように変化していくのか、今から待ち遠しいです!
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