スポーツって見入っちゃうけど、ポジションとかその一つ一つの役割って難しいですよね…。
その中でも、葦人が転向したサイドバックってどこのポジションなんだろう…。
もしかしたらあなたもそんな疑問をお持ちではないでしょうか?
自分がやっていたスポーツでない限りなかなか覚えられないですよね。
どーもです!!
今回は、リアルを追求し青春と情熱を感じられるスポーツ漫画アオアシを元に、
サイドバックについて紹介していきたいと思います!!
【アオアシ】サイドバックに必要な能力とは?
そもそもサイドバック(SB)って何?
どういうポジションなの??
サイドバック(SB)は自陣のゴールに1番近いディフェンス(DF)ラインの両サイドを担うポジションです。
ディフェンスラインなので、守備に徹するのはもちろんですが、相手ゴールに1番近いフォワード(FW)などと連携した攻撃も求められます。
サイドバックが相手の攻撃に突破されてしまうと、相手は簡単にシュートのチャンスに持ち込め、チームにとって重大なピンチを招く事になります。
頭も視野も必要なポジションですね。
視野が広くないと味方の位置が分からず攻守どちらでいくかも選択出来ません。
また、頭が冴えていないと、試合中の逼迫した中、その選択肢や視野の向け方も使えません。
全ポジション重要な役割を担っていますが、サイドバックは試合の流れを左右すると言っても過言ではありませんね。
サイドバックに求められる能力はいくつかあります。
ポイント
・1対1になった時の守備力
・積極的に攻撃にも加わる
・フィールドを上下する体力とフィジカルさ
守備のうちの一人である為、1対1になった時いかに守りきれるかが重要となってきます。
また、チーム全体で守備に徹し、いざという時に攻めに加わり1番後ろから攻める立場として全体を見ながら攻撃パーターンを組み立てる必要があります。
いわばサイドバックはチームの司令塔。
そして、攻守どちらにでも動くのでフィジカルと体力はかなりサイドバックを担うに当たって大切なポイントになります。
長時間動けるスタミナ…視野の広さ…攻撃に対する積極性……あれ????
これ、葦人じゃない???
冒頭でもお伝えしましたSBに転向になった葦人。
葦人は元々FWという敵陣から1番近いポジションで、ゴール目掛けて攻撃に特価するポジションでした。
なぜ、真逆のDFなのでしょうか。
転向の理由はこのSBに必要な能力も関わってきます。
なぜ守備力が必要なDFなのか。その中でもなぜSB転向でなければならなかったのか。
次にその理由と意図を紹介していきます!!
【アオアシ】サイドバックに葦人が転向した理由と福田監督の意図とは?
アオアシにおいて重要なシーンでもある、葦人のポジション転向。
元々葦人はFW(フォワード)という敵側ゴールに1番近く攻撃に徹するポジションだったのですが、福田監督から言い渡されたポジションはDF(ディフェンス)。
DF(ディフェンス)はFWとは真逆のポジションで、どちらかと言うと自陣に近く守備に徹するようなポジションですよね。
えええなんでそんなまた急に真逆のポジションに転向させるんだ?!
って驚きますよねこの展開は。
葦人には、FWで活躍していくには決定的な欠点がありました。
- 足下にボールが収まらない
- 敵の間を縫って走る俊敏性(アジリティ)が無い
- 最初の10メートルのダッシュ力(ショートスプリント力)が無い
FWが攻めるとき、パスを足元に収める、俊敏且つ細やかなドリブルで敵を交わして攻める技術が必要となります。
葦人はその技術が決定的に欠けていました。
足元の技術は努力でどうにかなる部分ではありますが、
アジリティとショートスプリント力に関しては才能の世界になってくるので、葦人にはその才能がないと福田監督は判断したんですね。
だからといってなぜSB縛りの転向なのだろうか。
福田監督がFWからSBに転向させたのにはちゃんとした意図があったんです!!
それは葦人の能力である『俯瞰の目』を最大限に生かし、チームの司令塔型SBにする為でした。
葦人の俯瞰の目は自由に動けてこそ最大限に発揮されます。
FWだと敵という壁が近く高い物になりますよね。
DFという敵から最も遠い後ろから俯瞰の目を覚醒することにより敵の少ないエリアに自分も見方も運び試合の流れを作れる。
福田監督は葦人と出会った時から、こう考えていたのです!!(それもそれですごい)
また、同じチームのひとつ上の先輩であり天才と言われる栗林は、
攻撃も守備も出来るSBは世の中にいない。でもお前なら攻守コンプリートできるよなと葦人に言います。
天才栗林も葦人の才能を高く評価しているんですね!!(謎の説得力)
転向?!と驚きを最初は隠せませんでしたがこれだけ聞くと本人のやる気は置いておいて納得の理由です。
【アオアシ】サイドバックで葦人の今後への期待
DFのサイドバックに全くモチベーションもなかった葦人。
そりゃそうですよね。
得点へのこだわりも強く、なんといっても葦人は自分の能力に気づいてないんですもん。
そんな時周りが『栗林の動きを見習うといい』とアドバイスをします。
その動きとは主に首振り。
栗林は味方からボールを受ける寸前やボールを受けてすぐ、ボールを持っていない時でも常に首を振ってプレーしていたのです。
この動きはまさに葦人の俯瞰の目の能力にさらに磨きをかける動きでした。
悪戦苦闘する葦人でしたご次第にものにするようにやりサイドバックを楽しむようになります。
こうなると怖いですよ…
何事も学ぶ時や思い通りにいかない時は苦しいですが、それを乗り越え周りからの言葉ややり方が理解できるようになり、ものにしたら途端に楽しくなるんですよね。
そうなった時人間は化けます。
葦人は同じ俯瞰の目をもつ北野蓮のプレーを目の当たりにし、試合の中でついに覚醒します。
攻守コンプリートの道が見えましたね。
ここから葦人がどのように個人技を磨き攻守コンプリートになっていくのかすごく楽しみなポイントです!
同じ俯瞰の目を持つものの存在は今後も成長していく中でのキーとなるでしょう。
また、攻撃力よりも苦手とする守備力がどこまで磨きあげられるかが重要視され期待が高まる部分ではありますね。
…そういえば!!
葦人のモデルとなった選手の紹介がまだでしたね。
続いては葦人のモデルとなった選手について紹介していきましょう。
【アオアシ】サイドバック葦人のモデルとなった選手とは
数多くいる素晴らしいサイドバック選手。
その中で葦人のモデルとなった人物が2人いるんです。
1人目は、さすらいのフットボーラーと呼ばれた男。
福田健二
生年月日 1977.10.21
身長 178cm
体重 72kg
実はアオアシの作者である小林有吾先生がブログで、青井葦人の出身地・家族構成は福田選手の半生に強い感銘を受けていると明言しているのです!!
また、福田選手が世界で一番好きな選手と語り、思入れのある人物なのです。
2人目は、実際アオアシの作中でも語られています。
シャビエル・エルナンデス・クレウス
生年月日 1980.1.25
身長 170cm
体重 68kg
現バルセロナの監督です。
葦人の俯瞰の目は彼がモデルだといわれています。
俯瞰の目は冒頭でお伝えした葦人の才能です。
葦人は試合中、フィールド上の全ての人間の位置と動きを把握する能力があります。
それを実在するシャビエル選手ができるんです。
その実験をアオアシの作中に描かれています。
実験の流れはこんな感じです。
- 試合中超小型カメラをシャビに装着する
- シャビが試合中に見たものは全て録画された状態
- 試合後にその映像をシャビに見せる
- 途中で突然映像を止める
- 映像が切れた瞬間のフィールドプレイヤーの位置を書かせる
これが実際にしっかりと全ての位置を把握して書けていたんです!!
そんな人物が存在するのか…と本当に不思議な気持ちになります。(凄すぎて)
間違いなく、葦人のモデルになったうちの1人はシャビエル選手ですね。
こういった、実在するサッカー選手が登場したり関わってくるのがアオアシのひとつの魅力ですね。
【アオアシ】サイドバック 今回のまとめ
今回はアオアシの中でもサイドバックというポジションに視点を置いてご紹介しました!!
少しだけでもサッカーのこと知れることで更にアオアシをサッカーの試合を楽しんでご覧いただけると思います!!
アオアシは実在する人間も描かれ、かなりリアルを追求し、実際に自分たちも熱くなれるような漫画です。
現役サッカー選手もハマる、サッカーを知っている人も知らない人も、分かりやすく描かれている作品なのでこれを機に是非読んでみてください!!
それではまた!!