実在する高校の部活動を舞台に繰り広げられる青春×音楽マンガ『青のオーケストラ』。
この作品は、高校生のシンフォニックオーケストラ部の日常と、その中での恋愛模様を描いています。
特に、主人公・青野一に対する2人の少女の恋心が物語の中心となっているんです!
この記事では、その「恋」のトライアングルの行方と、今後の恋愛展開についての予想を深掘りしていきます。
今回の記事で分かること⏬
- 『青のオーケストラ』は高校生のシンフォニックオーケストラ部を中心にしたマンガであり、恋愛要素も含まれている
- 主人公・青野一に恋する2人の少女、秋音律子と小桜ハルの関係性と背景
- 青野一と2人の少女との間での恋愛の進捗状況、特に最新刊までの展開
- 今後の恋愛展開についての予想や考察
【青のオーケストラ】青野一に恋する2人の少女とは?
- 秋音律子とは
- 小桜ハルとは
- 秋音と小桜の関係は?
主人公の青野に恋している少女は、ヒロインの秋音律子と親友の小桜ハル(こざくらはる)です。
秋音律子とは
青のオーケストラ2巻読了!
やっと広告で気になってた所まで追いついた!
今回も演奏の迫力が凄い!
前回は「青野と秋音」、今回は「ハルと秋音」が主人公かな!
部活のリアル感がまた良い…!
ライバル、2年先輩の実力、定期演奏会、3年先輩引退のカウントダウン!
次巻も楽しみ!#青のオーケストラ pic.twitter.com/yfCMXaU0zh— ニュービー (@new_bee86) September 3, 2020
秋音律子は、曲がったことが大嫌いで正義感にあふれた女の子です。その反面、思い立ったら行動しないと気が済まない点や、思ったことを口にしてしまい時々トラブルに繋がる部分が短所です。
中学時代はクラスで『空気が読めない』と浮いた存在であり、とある理由で同じクラスの女子生徒にケガを負わせたことがあります。
そのため教室には行かず、保健室で過ごすことが多くなりました。そんなある日、体育の授業でケガをし、保健室で休んでいた青野と出会うことで秋音の生活も一変します。
はじめは秋音にヴァイオリンを教えるのを嫌がっていた青野も、秋音が楽しそうにする姿にかつての自分を重ねて、再びヴァイオリンを弾くことにしました。
海幕高校でシンフォニックオーケストラ部に入部した秋音は、初心者ながら日々の練習に励み、青野や同級生の立花を驚かせるほどの成長ぶりを見せています。
小桜ハルとは
青のオーケストラのベスト谷川のあじガールは小桜ハルさんです。
よろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/OU40QDtuJZ— エクストリーム谷川のあじ (@tanigawa0731) April 12, 2022
元々、秋音や青野と同じ中学に通っていましたが、中学2年のときにいじめが原因で転校してしまいます。秋音とは「高校で一緒に演奏しよう」と約束し、その言葉とおり同じ部活に入部しました。
性格は、秋音とは正反対で引っ込み思案でおどおどしている女の子です。しかし、周囲をみて細かい気配りができる一面があります。
ヴァイオリンは幼少期から習っており、青野にも一目置かれるほどの腕前です。
ちなみに、小桜が青野に片思い中と知っているのは部員に数名います。町井先輩と平良先輩……あと羽鳥先輩?(笑)
町井先輩には個人的に恋愛相談ものってもらうほどの関係です。
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秋音と小桜の関係は?
2人は中学時代からの友達であり、高校で再会し、クラスは異なるが昼食を一緒に食べたりと仲良しです。
いじめから小桜が不登校になった後も、秋音は毎日ノートやプリントを自宅まで届けていました。しかし小桜が転校すると秋音が標的となってしまい嫌がらせを受けるように。
秋音はそれが我慢できず、主犯格の子に手を上げてしまいます。
その事実を知った小桜は秋音に謝罪し「私が友達になる資格ない」と泣き叫びますが、秋音はそれでも「友達のハルは1人だけ」と思いを伝えます。
いくら友人でも自分の本心を打ち明けることはなかなか勇気がいります。それでもお互いの弱さをみせて、それを受け止めたからこそより絆が深まったと思います。
固い絆で結ばれた2人ですが、恋愛面で考えると複雑になりますね。
【青のオーケストラ】現在の恋の状況は?
- ポイント① 小桜から青野へのアプローチ
- ポイント② 秋音から青野へのアプローチ
- ポイント③ 青野は2人をどう思っている?
現在『青のオーケストラ』は10巻まで発売中です。
今の状況を整理するとこちら⏬
- 青野は秋音と小桜からアプローチされている。
- 青野の気持ちは固まっていない。
- 小桜の性格は積極的になっている。
- 秋音は恋愛面で少し消極的である。
ここでおもしろいのが、小桜と秋音の様子が逆転していることです。その解説も踏まえて考えていきましょう!
ポイント① 小桜から青野へのアプローチ
告白はされていませんが、2人から好意を持たれていることを自覚している青野。
では、小桜との関わりから見ていきましょう。
青野に気づいてもらうため
青野は覚えていませんが、2人は小学生の頃音楽コンクールで出会っています。
当時の演奏の凄さから青野に憧れを抱くようになりますが、その思いが淡い恋心に変わりました。
いつか一緒に弾けたらいいね
引用元:青のオーケストラ 2巻
小学生のときに交わした約束のため青野は忘れていましたが、小桜にとってはこの約束のためにヴァイオリンを弾き続ける目標でもありました。
この秘密の約束は定期演奏会で果たし、これが小桜の自信へとつながります。
しかし、それと同時に中学で『青野が秋音にヴァイオリンを教えていた』ことは想定外でした。積極的になれない自分とは裏腹に、青野と仲睦まじく喋る秋音に嫉妬心を抱いてしまいます。
青野が秋音をどう思っているのか知りたい小桜は勇気を出して聞きました。
りっちゃんのことどう思ってますか…?
引用元:青のオーケストラ 8巻
あの内気な小桜が恋愛に対して勇気を出した瞬間じゃないでしょうか……。好きな人とたくさん喋りたいのに、出る話題が嫉妬を抱いてる相手だと気が気じゃありません。
それに対する青野の返事は……
「秋音は…アンカーだと思うよ!」
ちがーう!(笑)
この時はちょうど体育祭の部活対抗リレーで秋音も走者で出場していました。
青野は恋愛に疎いんです。
本当に鈍くて、小桜が積極的になる要因だったかもしれません。
まだ、あります(笑)
コンクールが終わってからの予定の話題になり、『楽器屋に一緒に行かない?』と小桜は青野を誘います。
しかし、
「また、夏祭りのメンバーでいいかな?」
※夏祭りメンバー → 青野、秋音、小桜、佐伯、山田
だから、ちがうんだよ!(笑)
あまりの鈍さに目が点になった小桜ですが、再度勇気を振り絞ります。
2人で行かない…?
引用元:青のオーケストラ 8巻
この言葉でやっとデートに誘われたことを自覚した青野は照れながら約束しました。たぶん小桜にとって青野は初恋の相手であり、一方の青野も恋愛はからっきしなのではないでしょうか。
そんな相手に小桜が四苦八苦しながらデートに誘うのが本当に可愛らしく、応援したくなります。
小桜の過去を知る
目的であった楽器屋の用事を終えた2人は昼食をとるためフードコートへ。席を外した青野を待つ小桜の前にかつてのいじめっ子が現れました。
突然のことに過去のトラウマが蘇った小桜は固まり、何も言い返せません。
戻った青野に小桜が隠したかった過去を暴露され、青野がいじめっ子を追い払った後も震えたままでした。
少しずつ中学時代に起きたことを話し、自分の存在価値まで小桜は否定します。
『それだけは絶対に違う』
青野は小桜の中学時代に経験した辛さを受け止めつつ、
高校生の小桜さんが、本当の小桜さんなんだと思うよ
引用元:青のオーケストラ 9巻
好きな人に自分の知られたくない過去ほど隠したいものはないと思います。小桜にとって自分がいじめられたことよりも、『助けてくれた秋音に何もできなかった自分』がバレたくなかったのでしょう。
しかし、その事実を知ったうえで青野は小桜の優しい部分を伝え、それが本当の姿だと言います。そのため、小桜にとっても『本当の自分を知ってもらう』良い機会でもありました。
そして、小桜はネガティブ思考の自分を変える決意をかためます。
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小桜の表情にも変化
決意をかためてからの小桜の行動は凄まじい。
- 勉強が苦手な青野のために自分から青野に「勉強に協力する」と声をかける
- テストの手応えを直接青野に聞いて確かめる
- 学校外で行われるコンクールに早速参加希望を申し出た
以前までは困り顔で周囲の様子をうかがうことが多かった小桜。
少しずつですが自信をつけたような表情をみせています。
しかし、すぐに前向きになることは難しいので、小桜のペースで前向きな性格になっていく過程が楽しみですね。
ポイント② 秋音から青野へのアプローチ
秋音はいつ青野が好きと気づいたのか……ここがポイントになってきます。
秋音はいつ青野が好きだと自覚した?
秋音が自分の恋心に気づいたのはいつ頃なのでしょうか。
それは、秋音の母親の言葉がきっかけでした。
秋音が「母親の誕生日に弾きたい曲があるから教えて欲しい」と青野に頼んだことから始まります。2人は繰り返し練習して、誕生日の当日は青野も含めた3人でお祝いしました。
その帰り道、秋音は自分の母親が青野に言った言葉が頭から離れません。
青野くんが律子の彼氏なら大歓迎だよ?
引用元:青のオーケストラ 10巻
ここはまだ母親が言っていただけで、秋音自身は気づいていません。しかし、青野が秋音の演奏を褒め、それに調子づいた秋音に対して青野は優しい笑顔を向けます。たぶん……ここです。
秋音は今まで自分の気持ちに嘘をついたことはありません。その行為は彼女が一番嫌うためです。
それほど秋音は青野の存在を身近に感じており、『友達以上恋人未満』より『同志』に近かったのではないでしょうか。
そして、その衝動にかられるように秋音は青野にお礼しました。
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秋音はその気持ちに戸惑いを隠せない
青野へのお礼をして以来、秋音は『普段と変わらない』ように徹します。しかし、心中は穏やかでなく、自分の気持ちを整理することで精一杯でした。
それと同時にこの関係を進展させたいと思わず、
……今は、もう少しこのまま……
引用元:青のオーケストラ 10巻
自分の気持ちを整理するため、軽口をたたける青野との関係を崩したくない秋音は現状を望みます。
ここが長年の片思いに終止符を打つことを決めた小桜との決定的違いです。小桜が青野に積極的な姿勢をみせるようになってから、秋音は切ない表情も見せるようになります。
あるとき、秋音は青野や小桜とテスト勉強のことを話していました。
…青野は、勉強を教えてくれる人がいないとダメなやつだからさー。
引用元:青のオーケストラ 10巻
なんだか、含みのある言い方のような気がしませんか。
”また、私が青野に勉強を教えてあげないと……”
中学時代から青野は秋音に勉強を教えてもらう機会が何回もありました。その名残もあるのでしょうが、秋音は『今度のテスト勉強も私が教えるはず』と思っていたのかも。
しかし、小桜が「私も協力しようか」と声をあげ、青野も小桜にお願いしたことが秋音の誤算でした。
その帰り道、モヤモヤとした気持ちから青野に「ハルが教えるなら私は教えなくていいよね」とそっぽ向いてしまいます(笑)
※実際の小桜にも教えてもらいましたが、秋音にも教えてもらった青野でした(笑)
ここで秋音は青野に惹かれていた?
第53曲での話になります。
部活を終えた青野は帰りの電車で秋音と遭遇し一緒に帰ることになりました。
踏切で電車が通過するのを待っている間、「私の指先もヴァイオリン弾いてだいぶ硬くなったと思うの!」と青野に手のひらを向けます。
しかし、秋音がヴァイオリンを弾き始めた頃にも同様のことをしており、そのときは青野が触れる前に秋音は手を引っ込めからかいました。
そのことを覚えている青野は同じ手には乗らないと叫びますが、催促する秋音。
お互いの手が触れた瞬間です。秋音はその後パッと手を引っ込めますが、しばらく呆然としています。
このとき彼女が想像していたよりも青野の手から男らしさが伝わり、秋音は照れたのかもしれません。
ポイント③ 青野は2人をどう思っている?
結局のところ青野は2人のことをどう思っているのでしょうか。青野はこの子が好きだ!と公言していないので、私の考察になります。
青野は秋音に惹かれているのではないでしょうか。
小桜推しの私からすると大変心苦しいですが……いくつかそう思う理由があります。
秋音には素をさらけだしている
青野は2人のことを「秋音」「小桜さん」と呼んでいます。そして、秋音には遠慮なく軽い嫌味も口にしますが、小桜と話すときはどこか遠慮がちになっている印象を受けます。
秋音も青野に対して問答無用で軽口をたたくことがあるので、『お互いに何でも言いやすい関係』が青野にとって居心地がいいのではないでしょうか。
青野が弱っている時に心配してくれた
青野の母親が疲労で倒れ入院した時期がありました。幸い体調も回復し問題なければ退院方向の説明がされた夜のことです。
連絡できなかった青野は秋音にラインをいれると、即電話がかかってきました。
その電話で青野から母親が退院できると聞き安堵したあとに、
「心配してんのはお母さんのことだけじゃないんですけど?」
と言う秋音。
このときの青野は母親の入院以外にも佐伯との間でいざこざがあり、精神的にも参っていたのです。精神面で弱っているときに支えられると本当に嬉しいですよね。
しかもラインじゃなくて電話でやりとりできたのが青野にとって心救われたと思います。心細い時に、誰かの声を聞くと安心することってありますよね。
その点でも青野の心の支えになっていたのではないでしょうか?
夏祭りですでに秋音を意識している
秋音は青野の自宅に何度も遊びに行ったり、ごはんもご馳走になったりしています。
そんな親しい間柄の2人ですが、青野も知らない内に秋音を意識していると感じる場面がありました。
それは夏祭りに部活のメンバー5人(青野、秋音、小桜、佐伯、山田)で行ったときのことです。
佐伯は青野に「射的ゲームをやろう」と持ちかけます。
射的の的を決めるときに、ふと青野の目についたクマのマスコット。『クマを持って喜ぶ秋音の姿』が青野の脳裏によぎります。
その夏祭りには小桜もいたのに、思い浮かんだのは秋音の笑顔です……!
『秋音の喜ぶ姿がみたくて』青野がクマのマスコットを手に入れたのだと考えると、小桜に入る隙間はないのかもしれません……。
そして、見事マスコットを獲得した青野は、3人と別れた後で秋音に渡します。
そのときの照れた表情を隠しながら渡すシーンが印象的でした。
小桜のアプローチで青野の気持ちに変化は?
小桜から楽器屋に「2人で行こう」と誘われ、意識し始める青野。デート当日もお互いしどろもどろながら会話します。
実にういういしい(笑)
しかし、そのデートは楽しいものばかりでなく……。
(※詳しくは〜小桜の過去を知る〜)
小桜は帰ろうとしましたが、青野が「このまま嫌な気持ちで1日で終わるのはダメな気がする」と引き止めゲームセンターに向かいました。
そこで青野はUFOキャッチャーでぬいぐるみをゲットし小桜に渡します。
小桜の喜ぶ姿をみて青野はほっとした表情を浮かべました。
小桜にぬいぐるみを渡したのは『嫌な気持ちで帰って欲しくないから』であり、夏祭りの時に秋音に抱いていた『喜ぶ顔を見たいから』とは違います。
これは青野の優しさであり、相手が小桜以外でも同じことをするでしょう。
その点からも青野が秋音に抱いている感情は特別なものと言えそうです。
【青のオーケストラ】今後の恋の展開の予想…
ここは完全に私の予想になります。
考察よりも妄想になるので軽く流してください(笑)
秋音は青野と現状を望んでおり、それは小桜に対しても同じだと思います。過去に秋音は自分の性格が原因で、小桜を追い詰めたのではと悩んだことがありました。
また、今後の友情を壊したくないと秋音は自分の気持ちにフタをするのではと予想しています。自分の気持ちに嘘を付きたくない秋音ですが、友情をとるのではないでしょうか。
しかし、ここで秋音の本心を知りたくて、小桜が彼女に気持ちをぶつけてケンカするかも……嫌ですが。秋音からすると青野も小桜も大切な人に変わりありません。
友情と恋の間で悩む秋音に武田先生が登場しアドバイス(笑)
なんとなくですが、青野が行動するよりも、秋音と小桜を中心にして三角関係が進むような気がします。
青野はどちらを選ぶか分かりませんが、私の予想はりっちゃんです。もしかすると、第三者が入ってくる可能性も十分ありえます。
(青野のおみくじ”待ち人来る”ですから)
【青のオーケストラ】恋のトライアングル まとめ
メインは音楽マンガですが、恋愛要素も詰まっています!
両手に花の青野が羨ましい……(笑)
今回の記事のまとめ
- 主人公の青野一に恋している少女は、ヒロインの秋音律子と親友の小桜ハルである
- 秋音律子は正義感に溢れ、行動力があり、時折トラブルを引き起こす性格である
- 秋音の母親の言葉が、彼女の恋心に気づくきっかけとなる
- 小桜は青野に憧れ、その思いが恋心に変わる
- 青野が秋音にヴァイオリンを教えていたことを知り、小桜は嫉妬する
- 今後の恋の予想
まだ高校1年で、その状況は今後変化するため私の予想が外れることも十分あります!
音楽を通じて、変化する3人の関係や成長する姿を今後も注目したいと思います!
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