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【青のオーケストラ】5巻は青野と佐伯の問題がついに決着…⁉

2023年8月13日

【青のオーケストラ】5巻は青野と佐伯の問題が、ついに決着…⁉

 

2017年に連載開始し、2023年にアニメ化された青のオーケストラ

コミックス5巻は29~35話が収録されています。出だしからシリアスで、今回もまた考えさせられるお話でした。私の感想としては、やっぱり言葉で伝えないと分かり合えないと。言うのは簡単ですけど、実行できた青野は本当にすごい!

この記事では、

  • 青野と佐伯がマジ喧嘩⁉
  • 夏祭りで語られる山田の過去
  • 三年生最後の定期演奏会に向けて

について、ネタバレを交えつつ詳しく解説します!辛いことがあった人部活を頑張ったことがある人には刺さる内容です。

 

【青のオーケストラ】あらすじ

まず、あらすじを簡単に振り返りましょう。

主人公の青野 一は、数々のヴァイオリンコンクールで優秀な成績を収めてきた天才ヴァイオリニスト

家庭の事情でヴァイオリンをもう弾かないと心に決めていた青野でしたが、秋音 律子と出会い再びヴァイオリンを手に取るようになります。秋音との関わりや教師の勧めもあり、青野はオーケストラ部強豪校の海幕高校に入学することになりました。

ある日、青野の母親が過労で倒れて入院してしましました。青野の部活を休み、母親の看病をします。そんな青野を心配して秋音、小桜、山田、佐伯の4人は青野の家に行くことにしました。心配してくれたみんなに、つい過去の辛い出来事を打ち明ける青野。

そして佐伯も、青野にある秘密を打ち明けるのです。

 

【青のオーケストラ】青野と佐伯がマジ喧嘩⁉

4巻終盤で、佐伯が青野の異母兄弟であること、つまり父親が同じということを話した佐伯。青野にとって父親の不倫で家庭が壊れてしまったのに、不倫相手の子どもが佐伯だったなんて…。ヴァイオリンをやっていると父親を思い出すし、苦しいことしかない。本当はただヴァイオリンを弾きたいだけなのに。

そこで青野を心配して電話をしてくれたのが、秋音です。秋音の一言がきっかけで、佐伯と喧嘩してくる!と飛び出す青野でした。

喧嘩する発言は秋音にとってビックリでしょうが、私はこれを読んで安心しました。私、長年の友人と話し合わずに私からフェードアウトしてしまったことがあるんです。お互いモヤモヤを抱えたままでは平行線ですし、結局話さないと分からないですよね。話し合うのって勇気がいるけど、それでも決心できた青野はすごいと思います!

 

佐伯を呼び出し、異母兄弟のことについて話します。佐伯は不倫の子である自分が存在することで、家族や青野に迷惑をかけていると思っていました。佐伯は青野の言葉にただ謝ることしか出来ません。

でも、青野が言いたいのはそんなことじゃないんです。青野がヴァイオリンを通して初めて、同じ立場で楽しいことや辛いことが共有出来たのが佐伯でした。それを佐伯自身に否定されたのが許せなかったのです。

今まで青野はコンクールでも自分と対等にヴァイオリンを楽しめる存在がいなかったのでしょうね。やっと良いライバルが出来たのに、相手が「自分が居ない方が~」なんて言ったら悔しいだろうなぁと私は思います。じゃあ、お前に勝つためにしてきた自分の努力は何だったの?ってなってしまうかもしれません。

そんなもどかしさを投げつけた青野と、涙を零す佐伯の答えがこの台詞。

 

「青野 龍二の息子」として喋るな。「佐伯 直」として俺の前に立って話せ‼

 俺は…!……君とヴァイオリンが弾きたい…‼

引用:青のオーケストラ 5巻

 

結局、佐伯も青野と同じ気持ちだったんですね。

きっと佐伯にとっても青野は良いライバルで、青野と一緒にヴァイオリンを弾くことが素直に楽しいのでしょう。部活で切磋琢磨してきた中で、佐伯も青野に嫉妬したこともあると思います。でもそれ以上に、青野と演奏できることは佐伯にとっては特別だとおもいます。

佐伯が青野に過去を打ち明けてくれたように、青野も過去を気にせず前を向かなければと気付けたのではないでしょうか。

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【青のオーケストラ】夏祭りで語られる山田の過去

青野は部活に復帰し、佐伯ともすっかり和解。ある日、オケ部の1年生5人(青野、佐伯、秋音、小桜、山田)で夏祭りへ行くことになりました。

秋音と小桜の浴衣姿にちょっと照れる青野。青春ですねぇ…笑。浴衣姿ってそんなにドキッとするものなのでしょうか。学生時代、異性と夏祭りなんて行ったことがない私には分かりません 笑

青野と佐伯は、金魚すくいや射的で競い合っておりここでもライバル感むき出しです。その合間に、なんと小桜は佐伯よりも大きい金魚をゲットしていました。ヴァイオリンでは佐伯に敵わないから、金魚すくいだけでも佐伯に勝てた気がして、喜ぶ小桜の笑顔がまた可愛いんです!

実は山田も中1の時に佐伯の演奏にへし折られて、音楽を辞めようと思ったことがありました。

田舎でヴァイオリンが上手いのは自分だけだったのに、転校してきた佐伯と演奏してみたら上には上がいることを思い知らされたのです。それでも辞めなかったのは、音楽に反対していた父親が「他人を理由に辞めるな」怒ってくれたから。山田の父親は板前で厳しそうなのに、息子想いなんですね。そうやって色々積み重ねたものは、簡単には崩れないと語る山田を見て、青野は自分の幼少期を思い出しました。

しかし、山田の父ちゃん…いい親父ですね。

私も大学の時に、他人のせいで学校を辞めようか本気で迷ったことがありました。その時は憧れていた先生に「他人に人生を左右される必要はない」と言われました。自分が理由で辞めるならいずれ納得できるけど、他人が理由で辞めたら他人のせいにし続けてしまう。私の先生も、山田の父親も、そう感じたのかなぁと思います。

青野も一度、父親が原因でヴァイオリンを辞めた。でもまたヴァイオリンを始めて、ライバルや同じ境遇の仲間に出会えて、進む方向が見えてきそうですね。

 

 

【青のオーケストラ】三年生最後の定期演奏会に向けて

練習に日々も刻々と過ぎ、いよいよ定期演奏会が近いてきました。部活のミーティングで、コンマスの原田が部員へ話をします。

平日10時間も練習して、今まで楽しいことだけじゃなかった。沢山のトロフィーを見て、自分の代でコンクール連覇を途切れさせないよう、プレッシャーに押し潰されそうだった。しかも三年生はズバズバ言うし、手がかかる。でもそんな三年生のおかげで、原田は本音で演奏することができたと話しました。

原田は本当にコンマスの鏡で、周りを見ることが出来る分周りに合わせていたこともあったでしょう。ですが、他の個性豊かな三年生のおかげで、ぶつかり合う大切さを教えてもらったのですね。

そして部長からは顧問の鮎川先生へ。いつも厳しいし顔が怖いし、求めるレベルが高すぎるし、顔が怖いと。でも大人数の部活なのに、遅くまで練習に付き合ってくれたと涙ながらに語る部長でした。三年生一同で泣きながら先生に挨拶する光景は、まるで卒業式みたいですね。なんて素晴らしい青春なんだ…‼

部員みんなで円陣を切り、いよいよ明日は三年生最後の定期演奏会です!

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【青のオーケストラ】5巻 まとめ

  • 青野にとって佐伯は不倫相手の子だが、これからも唯一のライバル
  • 山田も音楽を辞めようとしたが、辞めなかった理由がある
  • 三年生最後の言葉、原田も変われたこと

いかがでしたか?

青オケ5巻は今まで辛いことを背負ってきた人、部活を頑張り抜いた人には刺さるストーリーでしょう。三年生の最後の演奏や今後の一、二年生の活躍が楽しみですね!

 

 

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