連載開始からわずか1年で、TVアニメ化がスピード決定!
今年の5月からは、アニメ版の完結編となる劇場版が公開!
あなたは週刊少年マガジンで連載されていた大ヒットラブコメ漫画『五等分の花嫁』をご存知でしょうか?
なんと、第1話は主人公・上杉風太郎(うえすぎ ふうたろう)の結婚式の場面から始まるんです。
その相手は、彼が学年トップの成績を収めていた高校2年生の時に、父親のツテで紹介された家庭教師のアルバイトで出会った、裕福な家庭の五つ子の中の1人なんです!
そのバイトが無ければ出会ってなかったかもしれない女性と結婚……。
めっちゃドラマチックじゃないですか?
以降は、その過去を振り返るように、物語が進行していきます。
ドラマ『古畑任三郎』のような倒叙型の構成ですね。
読者(視聴者)は、物語冒頭でその結末をある程度知っていて、そこに行き着くまでの過程を描いていくという……。
実はこの女性、風太郎が小学6年生の時に出会い、一緒に写真を撮った思い出の「写真の子」でもあるんです。
「零奈(れな)」と名乗る彼女が、再び風太郎の前に現れた理由。そして、彼女の正体とは――?
「今から原作全巻読むのはちょっと……」
「アニメ版録画したけど、まだ観れてないよ……」
そんな方も安心!
物語の重要なキーを握る「零奈」を、順を追って、初見の方にも分かりやすくネタバレを交えて解説します!
やんちゃな小6の上杉風太郎少年。彼の運命を変えた5年前の出会いとは?
【ご案内①】
映画「#五等分の花嫁」劇場グッズにつきまして、以下日程で各劇場での一部グッズ販売再開を予定しております。●6月17日(金)以降
B3クリアポスター
アクリルスタンドキーホルダー 各種
クリアカード●6月18日(土)以降
パンフレット 豪華版— TVアニメ『五等分の花嫁』公式 (@5Hanayome_anime) June 3, 2022
今となっては容姿にかなりの差がある五つ子たち(画像左から長女・一花、次女・二乃、三女・三玖、四女・四葉、五女・五月)。
でも小学生の頃は本当に見分けがつかなかったんです。
五つ子ですからね。
学校の先生大変だろうなぁ……。
見分けられなくて。
小学6年生の時、全く知らない京都の街で、迷子になった風太郎と、五つ子の中の一人。
彼女は、家が貧乏だという事を打ち明け、勉強をして良い会社に入り、母親に楽をさせてあげたいという夢を語ります。
それに共感した風太郎も「一緒に頑張ろう」という事で、常にテストでトップを取るようになりました。
確かに、こんなに可愛い子と約束したら、私も勉強頑張れたかも……。
名前を知らないその子と、記念に2ショットの写真を撮った風太郎は、高校2年生になった今でも、生徒手帳にその写真を挟んで保管しているのでした。
思い出の少女・零奈との再会
中間試験の日が迫ったある土曜日、三女・三玖(みく)と、風太郎を家から追い出したい次女・二乃(にの)が、意見の違いから喧嘩をしてしまいます。
風太郎の作った手書きの問題集を、三玖から渡され、感情的にそれを破いてしまった二乃。
「私たちのために作ってくれた問題集は、粗末に扱っていいものではありません」と、二乃に手を上げたのが、末っ子の五月(いつき)でした。
パソコンもプリンタも所有していない極貧生活の風太郎君。
全部手書きの問題集を5人分作るのは凄いですよね……。
勉強できるとやっぱり文字書くスピードも速いんでしょうか?
頭の良し悪し関係なしに、これはこれですごいスキルだと思います……。
仲違いした二乃はホテルで、五月は風太郎の家で暮らす事に。
バラバラになった姉妹たち……。
中間試験まで残り4日となったある日、風太郎が川のほとりで悩んでいると、ある一人の少女が風太郎に声をかけます。
「零奈」と名乗る彼女こそが、5年前に京都で出会った「写真の子」だと確信した風太郎。
「私は君にもう会えないから」と言った零奈は、風太郎の生徒手帳から思い出の写真を抜き取ると、京都で"5つ"購入したお守りの内の1つを渡し、別れを告げて去っていきました。
ワケも分からないままフラれてしまった風太郎。
しかし、零奈の真意は別の所にありました。
再会した零奈は五月の変装だった!では「写真の子」の正体は誰?
そして、修学旅行を控えたある日、妹・らいはと共に買い出しに来ていた風太郎は、四女・四葉(よつば)と末っ子・五月に偶然出会います。
試着に行った五月を待つために、ベンチに座った風太郎。
その時、隣に座っていたのは別れを告げたはずの「零奈」でした。
風太郎は、中間試験4日前に再会した零奈が五つ子の内の誰かだという事に感づいており、その正体が誰なのかという事を探っていました。
ですが、この時点で風太郎は、零奈の正体についてさほど気にしていませんでした。
風太郎の言葉を聞いて去っていった零奈が、試着室に入って帽子を取ると――
あの日再会した"零奈"は「写真の子」ではなく、末っ子・五月の変装でした。
「写真の子」は、他の姉妹が風太郎に好意を持っているという事に気付いています。
なので自分だけが、風太郎の中で特別な存在になってはいけないと思い、五月にあの時の「写真の子」の変装をして、別れを告げてほしいと依頼したのでした。
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なぜ五月は「零奈」と名乗った?「零奈」という名のキャラは作中に実在するの?
結論から言うと、「零奈」とは、五つ子の母親(故人)の名前です。
五つ子の中で、零奈に特に懐いていた五月が、咄嗟に名乗ったのが母親の名前だったのです。
「新卒の教師でありながら、不良にも注意するという度胸を持つ、ファンクラブができるほどの美人」というのが、零奈の元・教え子である女性・下田さんの評でした。
仕事とはいえ、ちょっと生半可な覚悟でできる事じゃないですよね?
自分なんか、反社会的な人がそういう行為していても、まず注意しにいかないですからね。
零奈が他界した後は元・教え子の資産家・中野マルオが五つ子を引き取り、彼女たちに高級マンションの一部屋を買い与えたのでした。
夫が蒸発した事で、極貧生活を強いられてきた零奈は、五つ子たちに「5人一緒にいる事の大切さ」を教えており、それで、「写真の子」は抜け駆けしてはならないと思い、身を引いたのではないでしょうか?
ちょっと聖人すぎるぞ写真の子!
この子選ばなかったら嘘ですやん……。
風太郎が結婚相手に選んだ「写真の子」の正体は四葉!
さぁ、五月ちゃんではない事が確定した「写真の子」の正体は……
四女・四葉(よつば)でした!
小学6年生の時の約束を守り、勉強してきた風太郎に対し、自分は勉強で成果を挙げられなかった四葉。
彼女の中で、約束を反故にしたという引け目もあって、打ち明けられなかったという事かもしれませんね。
会わせる顔がないみたいな。
ここで最初のページを思い返してみましょう。
「君と出会った高校二年の日」とありますね。
「写真の子」が誰なのかを知っていれば、"小学六年の日"となりますよね?
つまり四葉は、結婚する段階でも風太郎に正体を明かしていないんですよ!
「写真の子」の正体はさておき、風太郎は結局のところ、過去は関係なしに四葉本人を選んだという事になりますね!
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まとめ
時系列でまとめると
・「零奈」とはそもそも五つ子の母親の名前。
・小学6年生の頃に出会っていた四葉(=「写真の子」)が、あの頃の思い出があったからという理由で自分を選んでほしくなかったために、五月に「写真の子」として逢うように依頼。
・その時に五月が咄嗟に名乗った名前が「零奈」。
という事になります。
いかがでしたでしょうか?
5月から公開された劇場版では、原作のラストまでしっかりと描かれていますよ!
風太郎は四葉に何といって告白するのか?
同じく風太郎に好意を抱いている他の姉妹の反応は……?
気になるラストは是非劇場版や原作漫画で!