現在映画絶賛公開中の五等分の花嫁、通称「ごとよめ」。
『週刊少年マガジン』で2017年から2020年まで連載されていた作品で、
2022年3月時点で発行部数はシリーズ累計1600万部という大ヒット作の本作。
映画公開記念ということもあり今回は、
「林間学校編」
をあなたと一緒に振り返っていきたいと思います。
単行本で言うと、3巻の終わりから4巻。
アニメで言うと、9話から12話。となっています!
この林間学校編では、
五つ子全員にスポットライトが当たる"神編"
となっていますが、、
実はそれ以上に、この林間学校編は、
主人公上杉風太郎が、
ある女性に恋をした編であると筆者は踏んでいます。
という事で今回は、風太郎はある女性に恋に落ちたのではないか
と思う様々なシーンをかき集めて、一緒に見ていきたいと思います!!
そのある女性とは、、、、あなたはお分かりですか?
もしあなたが、まだ五等分の花嫁を最後まで見ておらず、
「誰が花嫁なのか」そういった事をご存知でないなら
このあとは大きなネタバレになります。
もし、風太郎が誰と結婚するのか、ということを知らず
ネタバレをあなたが嫌うならば、直ちにこのページを離れることをオススメします。
大きな大きな、ネタバレをこの後するからです。
※ネタバレ注意警報
発令です。
はい、大丈夫ですか?
あなたは、もう風太郎が誰と結婚するか知っている。
もしくは、ネタバレが来ても大丈夫。
という事で間違いありませんね?
もうこの後には、風太郎が結婚する相手の名前が出ます。
もしその相手の名前を見たくないのであれば、直ちに別の記事に飛びましょう!
それでは、、いいですか?
行きます!!
はい、そうです。
風太郎が、未来のお嫁さん
中野四葉に恋をしたのは、ここ(林間学校編)が始まりではないかと筆者は踏んでいるわけです。
「え、本当に言ってる?」
とあなたは思いますよね。そうなんです。
結末を知ってから、もう一回読むと、どう見てもそうとしか見えない
”匂わせ”描写がたくさんあるのです。
この林間学校編は、とてもキュンキュンするシーンのオンパレードです。
その中であえて、「四葉と風太郎」に限って見てみると
「この合間はもしかして!」
だったり、
「この言葉って本当は!」
と思ってしまうところが沢山あります。
そう言った部分を中心に今回は見ていこうかなと思います!
【五等分の花嫁】ここまでのあらすじと五つ子の心境の変化
ここから林間学校編についてどんどん触れていこうと思うのですが、、
今この記事を読んでいるあなたは、もしかしたら
「林間学校の前って、どんな話があったっけ?」
とか
「結構前に読んでたから、大まかな話忘れちゃったな」
と不安に思っているかもしれません。
そんなあなたのために!
林間学校編の前までの大まかなあらすじ
そして姉妹との関係性の変化を、
こちらでざっとまとめさせていただきました!
四葉と風太郎の恋を見ると言っても、
それまでの馴れ初めや、他の姉妹との関係を知った方が分かりやすいですからね!
ということで、林間学校編に進む前に、
こちらでそれまでの五等分の花嫁に関して復習しておきましょう!
ただ、もしあなたが、
「いや、さすがにその前のストーリーは覚えているんだよね」
だったり、
「早く、風太郎が四葉を好きになったシーンが見たい!」
という感じでしたら、そのまま次の林間学校前から見る風太郎の恋
に進んでいただければと思います!
その場合、上記のリンクを踏むようによろしくお願いします。
・・・
・・・
はい。という事で、ここを読んでいるということは、
あらすじを確認するという事で良いですね?
では! ざっと物語のあらすじの確認に参りましょう!
ここまでのあらすじ
【始まり】
まず五等分の花嫁は、天才ド貧乏高校生の上杉風太郎が、父親に紹介された高額時給の家庭教師先で、5人の五つ子を教えるというところから物語が始まります。
五つ子は上から、一花・二乃・三玖・四葉・五月
全員が同じ顔、同じ体型、さらに勉強嫌いの赤点常習犯という共通点を持ち、
逆に性格はてんでバラバラで超個性的という違いを持った姉妹達でした。
家庭教師の先生として風太郎は、5人全員を卒業まで導くことを課せられています。しかし勉強嫌いの姉妹達は中々風太郎の言うことを聞かず、手こずる状態。
どうなることやらと思っていたら、話が未来に飛び、風太郎が5人の姉妹の誰かと結婚する事が発覚。
果たして風太郎は姉妹達を卒業させる事ができるのか!?
そして一体、誰と結婚するのだろうか!?
【1巻】
姉妹の家庭教師を始めた風太郎だったが、大きな問題が生じる。
ただでさえ勉強嫌いの五人だったが、四葉以外が風太郎を家庭教師と認めなかった。そのため勉強会には四葉しか参加せず、挙句の果てには家を追い出そうとする者も現れる。
それでも実家の借金を返すため、可愛い妹のため、何とか家庭教師を継続しようと奔走する風太郎。そんな働きかけの末、三玖からの信頼を勝ち得て、勉強会に参加してくれることに。
【2巻】
四葉、三玖と二人からの信頼を得た風太郎。しかしまだ残りの三人は頑なに勉強会に参加しない。どうにか姉妹達からの信頼を得るために、風太郎は花火大会に参加する。そこで一花が、女優を目指しているという新事実を知った風太郎は、家庭教師として協力の姿勢を見せる。その姿勢に少し心を開いた一花は、勉強へのやる気を見せる。
一方、まだ風太郎に対してマイナスの感情がある二乃。家庭教師としてはもちろん認めないどころか、姉妹の仲を引き裂く邪魔者として、風太郎を扱う。しかし、花火大会での風太郎の行動などを通し、少しずつその感情は緩和される。そんなある日、風太郎が忘れていった生徒手帳に自身のタイプの顔である金髪少年の写真を発見する。風太郎は「これは誰なの?」と聞く二乃に親戚の子であると答えるが、それは幼い頃の自分であった。さらにはその写真の裏側には実は女の子が写っていて、その女の子は姉妹の中の誰かであった!
【3巻(~林間学校編まで)】
五つ子の家庭教師に奔走する風太郎。そんな風太郎の元に、雇い主である姉妹の父からの電話が。内容は「次の中間テストまでに全員が赤点を回避しないとクビにする」というもの。
五人全員が赤点常習犯であり、現在勉強会に参加してくれるのは一花と三玖と四葉の三人。何とかして五人を勉強させようとするが、電話の内容を知った二乃が勉強会の邪魔を。勉強会に出ても赤点回避するか怪しい一花・三玖・四葉に加え、邪魔をする二乃と、一人で勉強する五月。それでも風太郎は諦めず、勉強教え続けた。その結果、一花は数学、二乃は英語、三玖は社会、四葉は国語、五月は理科の赤点を回避することに成功!
それでも五人が全科目赤点回避という父の目標からは程遠く、クビを覚悟した風太郎。しかし、まさかの二乃の助言によって、何とかクビを免れ、家庭教師は続行することに。そしていよいよ学校では林間学校の話へと移っていくーー
はい! という事であらすじはこんな感じになりますね!
では続いて、風太郎に対する五つ子の心境の変化を図にしてみたので、
そちらもご確認ください!
風太郎に対する五つ子の心境の変化図
第一話
中野家の姉妹 | 一花 | 二乃 | 三玖 | 四葉 | 五月 |
勉強会の意欲 | なし | なし | もっと ふさわしい 人がいい。 | あり。 他の姉妹にも呼びかけ | もっと ふさわしい 人がいい。 |
風太郎への好意 | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ |
★について!
★1: 嫌い/認めてない
★2: 普通に接する事ができる
★3: 人として好き
★4: もしや恋愛感情を持っている?
★5: 恋の暴走機関車
第一巻終わり
中野家の姉妹 | 一花 | 二乃 | 三玖 | 四葉 | 五月 |
勉強会の意欲 | なし | そもそも 家に来んな。 | あり。 参加するように。 | あり。 他の姉妹にも 呼びかけ | 勉強会は認める けど自分で学ぶ |
風太郎への好意 | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ |
第二巻終わり
中野家の姉妹 | 一花 | 二乃 | 三玖 | 四葉 | 五月 |
勉強会の意欲 | あり。なるべく 参加。 | なし。 クビにしたい | ほとんど参加。 | めっちゃあり。 他の姉妹にも 呼びかけ。 | 勉強会は認める けど自分で学ぶ |
風太郎への好意 | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
林間学校前
中野家の姉妹 | 一花 | 二乃 | 三玖 | 四葉 | 五月 |
勉強会の意欲 | あり。なるべく 参加。 | なし。 だけど..? | 参加。社会を めっちゃ頑張る。 | あり。 他の姉妹にも 呼びかけ | 勉強会は認める けど自分で学ぶ |
風太郎への好意 | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
はい! という事であらすじと姉妹との関係性の変化をまとめてみました。
いかがでしたでしょうか!
粗方の確認は出来ましたか〜?
それでは! 実際に林間学校編に入っていきましょう!
【五等分の花嫁】第21話〜第23話 林間学校直前から見る風太郎の恋!
さあ、あらかたの事前知識を得たところで、
「風太郎の恋」
について迫っていこうと思います。
もちろんこの林間学校編で、風太郎が四葉に好意を持っている。
そう捉えることの出来るシーンはありません。
ですが、見返して見ると、
「このコマって必要か!?」と
作者の春場ねぎさんが、
あえて入れたとしか思えない
そう思わせるシーンがチョロチョロとあるのです!!
という事で、今回はそういう部分をあえて過剰に取り上げることで
新たに林間学校編を楽しむことができるのでは無いかという試みになっています!
第21話 この大胆行動に恋が始まったのではないか!!
実は21話は、正確にいうと林間学校編の一つ前の話となります。
ですが、今回この「上杉風太郎」と「中野四葉」の恋路を見ていく上で
ここに触れずに行くなど許されない!!
そう思い、載せさせていただきました。
とても大事なシーンだと思うので、しっかりと触れていきたいと思います。
では、物語の序盤から。
中間試験を二乃の起点もあり、乗り越えた風太郎。
再びいつもの家庭教師の日々へと戻り、いつも通りに中野家へ。
勉強会ということでリビングに降りてきた四葉の目の前には、石にしか見えないものが置いてあった。「何これ」という四葉に対し、三玖の返答は「コロッケ」
うん。ほんと。何これ。
・・・というような感じでした。
形はコロッケなんだけど、どう考えても色がおかしい。
三玖いわく味に自信はあるとのこと。「食べてみて」そう言われ、
覚悟を決めて口に運ぶ四葉と
何食わぬ顔をして食べる風太郎(ちなみにおはぎだと思っている)
味はというと、、
風太郎いわく→普通にうまい
四葉いわく→あんまり美味しくない
その評価にムキになった三玖は、「完璧に美味しくなるまで作るから、食べて」と。
これにより、風太郎は倒れてしまいます(食べ過ぎで)
せっかくの家庭教師の日にぶっ倒れてしまうとは、、
本当に最初の頃の風太郎は、勉強を教える前に失敗することが多いですね笑(だけどそこがいいんですが、、笑)
それを見て風太郎は何とか二人を引き止めようとする。(次の試験勉強では全科目赤点回避するために)
ただ、もちろん体は動かないので、二人の引き止めを四葉に頼む。もちろん四葉は快く引き受けるのだが、嘘が下手くそな彼女は、わけのわからない引き止め方をする。
「上杉さんが、動くと死んじゃう病気に侵された」
うん。四葉。それはやりすぎや。
こういった四葉のやり過ぎなシーンはとても可愛いですが、
この部分に対して風太郎が何か恋のような芽生えた描写はありません。
何とか風太郎が四葉の嘘に合わせ、見事二人を足止めすることに成功する。
四葉は、五月に風太郎の看病、二乃にお粥を作ってもらうよう頼む。
五月は風太郎の横に座り、四葉に「私にできることはありますか?」と聞く。
それに対し四葉は「手でも握ってあげたらどうかな...?」ととんでもないことを。
もちろん風太郎嫌いな五月は、何とか手を握ろうとしますが、「やっぱ無理ぃ」と断念。
「よほど俺の事が嫌いなようだな」と風太郎。
まあ、日頃の行いとはいえ、弱ってる時に拒絶されるのって
中々メンタルに来ますよね。
五つ子の中の四葉以外が、初めは少し拒絶に近い態度を取っているんですよね。
その中で、拒絶せずに初めから協力を惜しまない四葉には
風太郎もどこか気付かぬところで、好意を持っていたかも知れません。
そんな風太郎と五月のやり取りを見ていた四葉は、何か思ったのか
「やっぱり仲良しの方がいいよ!」
「五月も一緒に勉強しよっ」「五人揃った方が絶対楽しいよ」
と直球に言葉を五月にぶつける。風太郎はそんな四葉を見て、
「変に嘘をつかせるよりも、直球で言葉を伝えた方が四葉らしくて良い」
という事を学んだ模様。そしてその言葉は少し五月の心を動かしたようで、
「考えてみます...」と真剣な答えが返ってきます。
筆者的に、始まりからずっと姉妹に対して様々なアプローチをして、
勉強会に参加するように促す四葉は本当にとても好感が持てます。
人助けの神様だとしても、他人のためにこれだけ動ける人って素敵ですよね♪
ただもちろん、この時点では風太郎も四葉の特性を見極めただけで
恋が芽生えたとは思えません。
だけど、この後です。この後、とある大事件が起こること。
あなたは覚えているでしょうか?
「はーいお粥できたわよ」
と、リビングに二乃が戻ってくる。しれっと作る料理の腕の高さと、何だかんだの優しさを垣間見せる二乃だが、何と足元に転がっていたケチャップによってすっ転ぶ。
もちろん持っていたお粥は宙を舞い、風太郎の顔面へと飛んでいく。
"おー胚芽米だ、いいお米使ってんな"
と、ピンチ特有の時間停止を発動させる風太郎であったが、
もちろんジュッと顔面でキャッチ。
風太郎が熱々のお粥を顔面でキャッチしました。
大事件ですね。笑
すみません、本当の大事件はもう少し後に起こります!
「あっっっっっっっっっっっ」
という声と共に立ち上がる。それにより一時は涙目になる二乃でしたが、
風太郎が、動けていることに気づきます。
うん、まあ、病気って嘘だもんね。
そりゃ動けるよね。
もちろん、そんな風太郎を見て、自分たちが騙されていたと気づく二人。
当たり前ですが、家を出ていきます。
まあ、これに関しては風太郎もちょっと可哀想だし、二人の気持ちも分かる。
どんまい・・・。
ということで部屋に残ったのは、四葉と風太郎。
中間試験を終えても、結局勉強会に参加してくれる人が増えず
状況が変わらない事に、落ち込む風太郎。
しかしそんな風太郎に四葉から思わぬ言葉が投げかけられます。
「上杉さんがうちにいるのに、二乃が追い出そうとしなかったんです」
そうなんです! 前までは風太郎の家庭教師を辞めさせようと奔走していた二乃。
しかし、今日は家庭教師をやっていても、それを邪魔する事をしませんでした。
少しずつ、少しずつ、姉妹の変化が見てとれますよね!!
そんな中、四葉からすると
そこで成長していないのは、自分だけだ。
と、どこかで思っている模様。そんな四葉に対し、
今度は風太郎が言葉を投げかけます。
「そんなことないだろ」
「お前が最初に変わってくれたんだ
真っ直ぐで素直なやつが一人でもいて助かったんだぜ」
いいこと言うじゃん風太郎!!
たまにこういう欲しい言葉をかけてくれるから、
デリカシー0%の風太郎でも、好感を持つことができると思います。
そして、もちろんそんな言葉に四葉は、心動いたのか・・・。
なんで私が上杉さんの味方をしてるかわかりますか?
と、問いかけます。
さあ、事件の匂いがしてきましたね。
そう問いかけた四葉に、風太郎は
「なんだそれ 成績上げたいからだろ?」
と答えます。
そんなわけないだろ!!!!!!
だったらもっといい家庭教師を探すわ!!!
と、筆者は心の中で叫びました。
流石に、成績上げたいだけで味方をするなら、
姉妹のことまで面倒見ませんよね〜
風太郎の鈍感なところが遺憾なく発揮されています。(笑)
そして、この後です。
この後の四葉の答えが、事件を引き起こすのです。
それでは、そのセリフを、みていきましょう。
「違いますよ」
「好きだから」
。。。。
。。。。。
。。。。。。
はい!!胸キュン度♡♡♡♡♡!!!MAX!!
胸キュン度とは
筆者がたまに記事中で感情が爆発した時に、ハートマークで胸キュンを表現します。ハートマークが多いほど、筆者は胸キュンで悶絶していることでしょう(でも、キュンキュンするかはひとそれそれです)
事件です!! 警察!! 消防!! 救急車!!
直ちに私とあなたの家に呼んでください!!
こんなの反則ですよ!!
何ですか、不意打ちの女神ですか!!
いつもは、バカで快活で、ふざけているような四葉。
そんな四葉が顔を覗き込んで、「好きだから」
「好きだから!?!?」
考えてください。あなたがもし体調悪くて倒れてて
そこでいつも健気に自分のために頑張ってくれてる子から
こんな状況で告白を受けたら。
あなたはどうしますか??
「僕も好きです。(真顔)(鼻血)」
と返すしかないだろ!!!!!
筆者的にこのシーンは色んな意味で反則です。
ですが、この時点でも風太郎は戸惑っている姿を見せているだけ。
そして、むしろ筆者的には、四葉のこの後のセリフが
大きく心揺さぶったと思っています。
そう、四葉はこの唐突大反則告白をした後にも関わらず、
禁断の必殺技を発動するんです。
おい四葉ああああああ!!!!
上から覗き込んで、その表情で、「嘘」とは・・・!!
もはや
恋のロケット月まで発射必至
なんだよ!!!
考えてください。
あの四葉がですよ??
あの、天真爛漫で、姉妹の中で一番おバカで
だけど、無尽蔵にお人好しで、駆け引きのできないはずの四葉が。
人に心を揺さぶらされてばかりに思える四葉が。
こんな事を唐突に言ってきて、
しかも、あんな表情までして、挙句の果てに「嘘」と・・・。
でも、あの少し頬を赤らめた表情と、小悪魔的な笑顔には
嘘じゃない。
嘘じゃないという答えが含まれています。
きっと、目に、愛しさが載ってしまっているんです。
これは間違いなく四葉の目に乗った「愛してるのサイン」に気づくしか無いはずです!!
分かりません。
全部憶測でしかありません。
風太郎はいつもと違う四葉の"ギャップ"に心揺さぶられたんじゃないのか!?
こんなの心揺さぶられてしまいますよね!?
一日中四葉の事を考えて、心苦しくなって
何でかわからないけど目で追ってしまって
日常の何気ない景色を見たときに、少しくだらないことがあった時に
すぐに「四葉に報告したい」と思ってしまいませんか!?
恋が、いや愛が!! 始まる予感がしませんか??
筆者はします。
筆者はもう間違いなく、恋をします。
そして風太郎も恋心が芽生えたに違いありません!!
異論は認めますが!!
はい、本当に取り乱してすみません。
一応この告白は、演技が下手くそと風太郎に言われまくった四葉が
「私にだって、これくらいは出来るんですよ」
といって、演じたという事で幕を終えます。
いやでもさ〜〜〜
演技下手くそな人が、演技でこんなの出来るわけないじゃん!!
実際四葉は、風太郎と過去に会ったことを食堂で出会った時から分かっていますし。
まあ、きっと想いが溢れてしまったんじゃ無いかな。と
そんな風に思うわけなんです。なんかそう思うと、
胸のキュンキュンが収まりません。
胸キュン度測定不能です。。
第23話 風太郎。好きな人の言うことは聞くの巻
第22話もキュンキュンシーンは盛りだくさんだったのですが、
今回は四葉と風太郎メインという事で、カットさせていただきました。
一応、どういった内容だったかを下で少しだけまとめておきます。
- キャンプファイアーの伝説
(フィナーレの最後の瞬間、踊ってたら付き合える。) - 風太郎と一花キャンプファイアーで踊る事に
- 三玖、自分の気持ちに気づく
- らいは、倒れる
といった一回で色んな大切なシーンが盛り込まれており
林間学校編に対して楽しみな気持ちが芽生えながらも、
果たして無事に林間学校編を迎えられるのか、と言う不安も出てきたのが前回。
そこから今回!! やっぱりちょっと匂わせているようなシーンが見られるのです!
そのシーンを少し見ていきましょう。
まだらいはちゃんが倒れた事を知らない風太郎は、
姉妹と一緒に林間学校の洋服を選びにきた。
姉妹は、一花以外の四人。つまり二乃と五月も来ており、
二人と風太郎の関係性が少し変化している事も分かる。
買い物をしながら四葉が、
「男の人と服を選んだり一緒に買い物するって
デートって感じですね」
と爆弾発言をし、全員の動きが止まる。
その中で五月が風太郎に対し
「あくまで上杉君とは教師と生徒。一線を引いてしかるべきです」
と警告を促す。それに対し風太郎は
「言われなくても引いてるわ!」
と、しっかり返答するわけです。
ほんとこれは筆者の考え過ぎなのかもしれません。
でも、この風太郎の発言から「四葉に対する恋愛感情」を
無意識的にセーブしていたのでは無いかと思ってしまうのです。
あなたはどうお考えですか?
筆者の考えすぎでしょうか?
では、も少し続きを見ていきましょう
買い物をあらかた終え、女性陣が下着を買いに行くということで
先に帰ろうとする風太郎。
ここで、匂わせプチ事件が起こります。
帰ろうとする風太郎に対して四葉は、
「上杉さん!」
と呼び止めるのです。そして、
「明日が楽しみでもしっかり寝るんですよ」
「しおりは一通り読みましたか?」
「サボらずに来てくださいね」
と怒涛の注文を投げつけます。
これっていつも通り、普通の四葉ですよね。
そしてそれに対して風太郎も、
「あーわかったわかった」
とめんどくさそうに四葉をあしらうのですが、、
それに対する四葉の反応が、匂わせ事件の引き金となっています。
それに対する四葉の反応はこう。
「うん偉い! 最高の思い出を作りましょうね」
表情もニコニコしてて可愛いですし、心からいい子だと思います。
でも、いつもの四葉と特に変わらないんじゃ・・・? とも思いませんか?
これに対する風太郎の反応が、どこか意味深なんです。
無言なんです。
無言だけど、しっかり四葉を見ているんです。
筆者から見ると、これって少し不思議なコマだと思うんです!!!
風太郎って、こういうポジティブなこと言われた時、
無言になるタイプでしたっけ!?!?
カラッと笑って返事をするか、
もしくは照れ隠しながらも、返事をするか。
そんな感じの反応しませんか??
それが、無言で「……」って。四葉を見ながら「……」って!!
これ、絶対何か考えていませんか!?
風太郎は、四葉に告白する時、いつも支えてくれたと言っています。
このシーンって、うまく林間学校に対して素直になれない風太郎を
四葉が素直になれるように、支えているように見て取れるんです。
そして、思い出してください。
第21話で、四葉が風太郎に言った
「なんで上杉さんの味方をするかわかりますか?」
というセリフを。
この答えは、「好きだから」が「嘘」だったということしか、
風太郎には伝わっていません。
答えが出ていないのです。
だからこそ!! なんでも知りたがりな風太郎であれば、
四葉が、何故こんなにも自分の味方でいてくれるのか。
その答えを探すと思いませんか?
そして、その答えとして四葉の口から出たものは、嘘だとしても
「好きだから」
しかありません。
一体、何が答えなんだ。そう頭の中で考えているような気もするのです。
例えば二乃が告白した時も、何食わぬ顔をしていましたが、
心の中では風太郎は色んな事を考えていました。
三玖が、一番初めに「陶晴賢」というために
屋上に風太郎を呼び出した時も、風太郎は「告白か?」
と胸を躍らせていました。
つまり、風太郎は鈍感ではあるけど
直接的な表現だったり、シーンに関しては、人一倍心揺れる男の子
なはずなんです!
ならば、あの四葉からの「好きだから」に心揺れるのも当たり前。
そしてその後、四葉が自分に信じられないくらい「構って」くれること。
その理由を探してしまうというのは、あると思うんです。
だからこそ、あのような無言の表情になったのでは無いでしょうか。
この後、ちょうどタイミング悪く「らいはちゃんが倒れた」という電話を受け取ります。それにより、風太郎はすぐに家に戻るのですが。
あそこでもし、電話がかかってこなかったなら。
風太郎は四葉にどんな言葉をかけるでしょう。
それは、「何で俺にこんなに構ってくれるんだ?」
という言葉だったのでは無いでしょうか。そして、きっと。
その答えに「好きだから」を期待したりしたのでは無いでしょうか。
この答えが分からない事を風太郎は胸でずっと考え続け、
それによって四葉の事を意識する。
というのは、本当の好きになった理由として「あり」だと思いませんか?
もしあなたが少しでも「アリかも」と思ってくれたら嬉しい限りです。
そして、風太郎の四葉への想いは、この後のシーンからも見てとることができます。
急いで風太郎は家に戻り、らいはちゃんの元へ。
お父さんが仕事で明日まで帰れない模様。
つまり明日風太郎が林間学校に言った場合、らいはちゃんが一人になる。
そんな風太郎にらいはちゃんがお願いをします。
「お兄ちゃんの林間学校での楽しいお話いっぱい聞かせてね」
「私はひとりで大丈夫だから」
うぅ・・・。
らいはちゃん。。
なんていい子なんだ!!
それに対し風太郎も「わかったから、ゆっくり寝ろ」
と返事をし、次の日を迎えます。
もちろん、風太郎は行きません。
らいはちゃんの看病の方がよっぽど大事ですし、
風太郎にとって林間学校は「どうでもいい」からです。
朝、急いで仕事から風太郎の父が帰ってくる。
ちょうどバスが出発する頃。家に風太郎がいることに少し驚いた模様。
だが、風太郎曰く、
「これで三日間思う存分勉強できるな」
と、林間学校に行けないことなど、気にしていない様子を見せ、
勉強へと向かおうとします。
そんな風太郎を父親が引き止める
「忘れ物だぞ」
そう言って手渡したのはボロボロになった林間学校のしおり。
大量に貼られた付箋に、しわくちゃになるまで読み込まれたしおり。
これだけで、どれだけ風太郎が林間学校を楽しみにしていたかが伝わります。
22話を飛ばしていたため、あまり実感がわからないかもしれませんが、
風太郎は、林間学校など興味のない。という姿勢を一貫して見せていました。
そんな風太郎に対して四葉が、
「しおりを読みましょう」だったり、
「キャンプファイアーの伝説」だったり、
とにかく風太郎が少しでも楽しめるような働きかけをしてきても
その姿勢は崩れません。
しかし、本当はやっぱり楽しみにしていたという事がここで伝わり、
筆者は少し泣きそうになりました。
風太郎がなぜ、どうして林間学校に行きたいと思ったのか。
それは分かりません。
単純に小さい頃から旅行に行ったことがほとんどなく
そのために、行きたいと思っていた。
というのはもちろんあると思います。
それでも。
それでも。
四葉が、ああやって過度に構ってくれなかったら。
風太郎は林間学校のしおりを、ここまで読むことはなかったのではないのでしょうか。
四葉がああやって「しおりは読みましたか!?」などと言ってくれたから
四葉を言い訳にして、思い切りしおりを読む事が出来る。
そういう風に、四葉が接してくれたおかげで、少し素直に、
自分の心に眠る欲求を出していけたのではないかと思います。
この後、父の後押しと、らいはちゃんが風邪が治ったという嘘をつき
さらには五つ子全員が、自宅の車で風太郎を迎えにきたことにより、
林間学校に参加できるようになった風太郎。
「仕方ない、行くとするか」
というセリフで車に乗り込もうとしますが、
その顔は心から嬉しそうな顔です。
よかった!!風太郎!! 林間学校楽しんでこいよ!
という事で、これは明確な四葉への好意が書かれた訳ではありませんが
四葉の行動がきっかけで、風太郎の林間学校へのモチベが変わったと思われるシーンでした!
【五等分の花嫁】第4巻 林間学校から見る風太郎の恋とは?
さあ、いよいよここから林間学校が始まります。
林間学校では姉妹5人それぞれにスポットライトが当たるので、
基本的に
「風太郎×四葉」
の描写は少なめです。
むしろ、他の姉妹の名シーンが盛り沢山であり
そちらを紹介したい気持ちにかられますが・・・。
今回は風太郎の恋についてなので、割愛します。
心苦しいですが、風太郎×四葉に絞って
林間学校を見ていきたいと思います!
第24話 林間学校1日目
一日目は風太郎がバスに乗れなかったこともあり、
学校とは合流せず、姉妹が取った宿に泊まります。
話数も1話しかなく、四葉と風太郎の絡みも
ほとんど無いのですが!!
一つだけ紹介したい、あるゲームがあります。
それがこちら、
五つ子ゲームです。
最初の話の冒頭の部分で開催されたこの五つ子ゲーム。
内容はこんな感じ。
五つ子ゲームとは?
隠した手から伸びる指を当てるゲームで、
一花=親指
二乃=人差し指
三玖=中指
四葉=薬指
五月=小指
となっています。
この五つ子ゲームは、
単純にこの車の中の時間を潰すために考案されたゲームでしかないのですが・・・。
一つだけ、重要な伏線だったのではないかと思われる箇所があります。
まず、この画像でも書いてある通り
五つ子ゲームでは「私はだーれだ?」と始まり
どの指なのかを当てるゲームです。
突き出された指って、結構似てるけど、見分けがつかなくはないですよね。
これって姉妹の関係性にも言えると思うんです。
それぞれの姉妹、みんな似てるけど、見分けがつくわけではない。
だけどその中で、この五等分の花嫁では、
風太郎が姉妹の見分けがつかない。
そして、読者が、誰と結婚したのか見分けがつかない。
という状況がずっと続いています。
言ってしまえば、作者から私たちに
「私はだーれだ」
と五つ子ゲームを仕掛けられているわけです。
そして私たち読者は考えるわけです。
誰と結婚したんだ? と。
そこで考えてみてください。
結婚に関係する指は、どの指なのかを
。
。。
。。。
そうです。
薬指です。
そして薬指は、この五つ子ゲームに乗っ取ると
四葉です。
そして、実際に結婚したのも四葉。
凄すぎませんか!?
もちろん、作者さんがここまで考えていたのかは分かりません。
ですが、この五つ子ゲームの特性に乗っ取ると、
結婚した相手が四葉になると言うのが伏線として貼られていたなら、
何気ない仕掛けに脱帽するしかありません。
と言うことで、林間学校一日目。
特に風太郎×四葉の描写はありませんでしたが
作者の春場ねぎさんが隠したと思われる伏線をご紹介しました。
どうですか? あなたは気づいていましたか?
もし気づいて読んでいたとしたら、凄すぎます!
ということで、二日目に参りたいと思います。
第25話~第28話 林間学校2日目
さて、二日目になります。
林間学校一日目は五つ子ゲームだけを特集したので
他の部分が抜け落ちまくっています。
一応、そこを補填するために軽く一日目の内容をまとめさせていただきます。
- 中野家の車で林間学校に向かったが、大雪のため足止め。途中であった旅館に6人で泊まることに。
- 風太郎も同じ部屋という事で、警戒する5人と、旅館を全力で楽しむ風太郎。
- 早朝、寝ている風太郎の顔を、愛しそうに一花が見つめる。その様子を五月が発見。目が悪いため、姉妹の誰かは判別がつかず。
- なんと同じ旅館に学校も宿泊しており、合流。
と、こんな感じになっています!
という事で、二日目に参りたいのですが・・・。
二日目に関しても、四葉回ではなく、他の姉妹へのスポットライトが
とても眩しいくらいです。
二乃が金太郎に「私と踊ってくれませんか?」と誘ったり、
三玖が風太郎に対する恋心に気づき始めたり。
一花と二人きりのキャンプファイアーが行われたり。
そこで一花が完全に風太郎に恋したり。
他の姉妹との関係性が目立ちます。
くうううう〜〜〜!! それらについても語りたい!!
語りたいけど!!
それをしてしまうと夜が明けてしまうので、四葉と風太郎に絞ってみていきましょう。
もしあなたが、一花や二乃の名シーンが見たい!
という事であれば、下から他の記事に飛ぶことができるのでそちらをご覧ください。
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さて、という事で二日目の四葉と風太郎に迫るわけですが、、
二日目もほとんど二人の匂わせがないいい!
というか見つからない、、、!
と筆者は思っていたのです。
もうこのまま三日目に行ってしまおうか、そう思った時
「え、やっぱ全部匂わせなんじゃね?」
と思わせるような、シーンがあったのです。
それは、四葉と一緒にやった肝試しのシーンにあります。
触れるのを忘れてしまっていましたが、風太郎は肝試しの実行委員に選ばれました。
(押し付けられた)
選ばれたからには、本気で生徒達を脅かしにいく風太郎。
その実行委員のお手伝いを、四葉が一緒にやってくれたのです。
その中のとあるシーンに筆者は注目しました。
それは、森の中、次に脅かす生徒を待ってる間の二人の会話です。
「もしかしたら来てくれないかと思っちゃったから」
と、地面に円を描きながら、四葉は風太郎に言います。
「後悔のない林間学校にしましょうね」
と、来てくれた風太郎に再度伝えます。
そして、その後、四葉は「ししし」と笑うわけです。
その笑った顔が、
天使やん!!!
小悪魔っぽい感じだけど、こんなの天使じゃん!!
可愛すぎますよね。ほんと・・・。
この顔を風太郎に見せるわけですが・・・。
その後の風太郎の反応が、またもや気になるわけです。
それが
「……」
と風太郎が沈黙しているのです。
これ、前もあったの覚えていますか?
「他の姉妹にもやってんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、筆者が知る限りでは見たことがありません。(ここまでの話で)
四葉にだけ、この沈黙を用いるわけです。
この沈黙が、四葉に見とれているのか
それとも「なんで俺に色々してくれるのか」を考えているのか
それは、まだ分かりません。
ですが、明らかに作者の方が意図的に書いたのではないかと筆者は思ってしまいます。
だって四葉の時にだけこうやって書かれるのおかしいですし・・・。
それにこの後、毎回タイミングよく電話がきたり
人が来たりするんです。
まるで、これ以上この話を続けるのを避けるかのように!
ちょうどいい切り替えなのかもしれません。
でもならば、わざわざ「......」これを使う必要はあるでしょうか?
あえて風太郎が閉口してしまっている様子を書いたのは、
何か作者さんの意図を感じることができるような気がします!
あなたはどう思いましたか?
第29話〜第32話 林間学校3日目
さあ、早くも!!! 林間学校最終日となってしまいました。
まずはカットしてしまった部分を振り返りたいのですが、、
かなり多くの話をカットしたので、振り返りの部分も多くなってしまう。
それでは困るので、3日目に関係している部分だけ振り返ろうと思います。
- 二乃と金太郎(風太郎)がキャンプファイアーで踊ることに。(一花と被る)
- 一花と一緒に閉じ込められていた際、大量のスプリンクラーを浴びる。
- 三玖は自分が風太郎のことが好きだという気持ちに気づき、悩む。
ざっとまとめるとこんな感じです。
本当に、2日目も3日目も、たくさんの名シーンがある林間学校。
その名シーンにうまく隠された風太郎の気持ち。
3日目。ふんだんにあります。隠された部分と隠されてない部分。
筆者の思い込みが激しいのかもしれませんが、独自の視点で3日目を見ていこうと思います!
ということで、3日目。
一花と二人で閉じ込められていたことは先生にも説明することになり、大目玉を食らいました。
その後、その疲れもあってからか、自由参加のスキーは欠席し、寝ようとする風太郎。
もちろん四葉が逃がしません。
良いですね〜〜 さすが四葉です。
余談ですが、ここでも「.......」と沈黙のコマがありますよね。
ここでは今日の林間学校の活動をどうするか。
それを頭の中で考えているコマなのだと思います。
やはり風太郎にとって「........」このようにしている時は
何かを考えている時なのではないかと思いました!
さて話を戻して。
ということで風太郎は、四葉と一緒にスキーをすることに。
滑れないながらも、一緒に付いてくる風太郎。。
四葉のこと、好きなんだね(バイアス)
という事でスキーが始まるわけですが、、
このスキーでは特に風太郎と四葉の"匂わせ〜"な絡み合いはありません。
三玖の名言「公平にいこうぜ」だったり、
行方不明になった五月を見つけたりと、
色々と神シーンがあるのですが・・・。
今回はそこは飛ばさせていただいて・・・。(本当に心苦しい!)
スキーをしていたら体調が悪化し、風太郎が高熱を出してしまった所まで飛びます。
前日の一花と一緒にいた時、スプリンクラーで体を冷やし、
さらにはその後に説教を喰らい、翌日も寒いのにスキーに出た風太郎。
体調を崩してしまうのは仕方がないのかとも思われます。
という事で風太郎は一人、先生の部屋で安静にすることに。
ここから姉妹それぞれの話に移るのですが、、
ここでの四葉が、とても良いんです。
風太郎の荷物を、先生の部屋に運ぶように言われた四葉。
その荷物を運ぶ際、風太郎が持ってきた林間学校のしおりを発見します。
そう、あのボロボロのしおりです。それを見て四葉は
「こんなに楽しみにしてたのに...
具合の悪い上杉さんを無理に連れまわして台無しにしちゃった
私が余計なことしたから」
と自分を責めます。
とても悲しい顔をする四葉。
あれだけ風太郎に楽しんでもらうために、何かと風太郎の側にいて色んな事をするように促していたのに・・・。
結果として、風太郎が倒れてしまった。
だから全部自分のせいだ。
あの天真爛漫な四葉が、そうやって自分を責める姿は見ていられません、、
しかし一緒にいた五月が、しおりの中にある風太郎の本当の気持ちを見つけます。
五月が見つけたのは、こちら。
しおりに書いてあった、らいはちゃんへのお土産話しです。
そこの「楽しかった話」の部分にて
「車内で五つ子ゲーム」
「四葉が手伝ってくれた肝試し」
(+候補)「3日目のスキー(四葉が教えてくれるらしい)」
と記述されてるの...分かりますか?
そうなんです。風太郎、楽しかった思い出のところに全部四葉が入ってるんです。
こういう言い方をしたくはありませんが、
四葉だけが名前入りで書かれている
のです。
風太郎を楽しませようとした四葉。
そんな四葉からしたら、このメモはすごく嬉しいでしょうし
風太郎からしても、
四葉がこの林間学校で傍にいてくれたことは楽しかったんじゃないかと思います。
そしてこの、傍にいてくれたこと。
これが、筆者の思う、
作者:春場ねぎさんが仕掛けた最高の伏線だと思うのです。
それは第32話にラストシーン。
31話にてあの後、倒れた風太郎の部屋に、
一花、二乃、三玖、四葉、五月
全員が集合します。
待ち合わせしたわけではありません。
風太郎に元気になって欲しいという気持ちで、全員が偶然部屋に来たのです。(なんて素敵な...!)
そして、別の場所ではキャンプファイアーが行われており、
とあるカウントダウンが進んでいます。
なんのカウントダウンか。それは、結びのカウントダウンです。
結びのカウントダウン。それはキャンプファイアーの伝説として伝わっているものです。
フィナーレの時に踊っていたペアはと言われていますが、実際は少し違います。
本当の伝説は、
「結びの瞬間に手を結んだ二人は、生涯を添い遂げる縁で結ばれるという」
これです。
これがあったから、二乃は金太郎(風太郎)をキャンプファイアーに誘ったわけですし・・・。
一花や三玖も、このキャンプファイアーを巡って揉めていました。
ですが、風太郎は倒れてしまった。
なので結局風太郎は誰とも手を繋がないのかと思われていました。
しかし、32話の冒頭で話が飛び、一気に未来の話になった際
風太郎の結婚は、やはり結びの伝説が関わっている模様。
ここでは結びの伝説2000日目と書かれており、
やはりこの後風太郎は誰かと手を結んだのではないかと思わせるわけです。
では一体。誰と結んだのか。
それは、5人全員です。
なんと風太郎は、この時五人全員と手を結んでいるわけです。
実際最終巻でも、風太郎と五つ子の関係は続いており、全員と結婚はしていなくても
「全員と生涯を共にする縁」で結ばれてはいるのでしょう。
なのでこの結びの伝説は、5人全員と結ばれたというオチで
ここだけで風太郎が誰と結婚するのか、それを当てるのは不可能だ。
私もそう思っていました。
ですが実は!! 四葉と風太郎が結婚したという事を含めて考えると、
この話で既に、実は
風太郎と四葉が結婚する伏線が貼られている
ことに気づくのです。
という事で、ラスト数ページの話を一緒に見ていきましょう。
五人全員と、結びの瞬間に手を結んでいた風太郎。
すると、突然目を覚まします。
それにより、元気になったのかと思い喜ぶ五つ子。その五つ子に対し風太郎がかけた言葉は
「うるせぇ! 寝られないだろ!」
というものでした。
風太郎wwww
こういうところ、変わりませんね笑。
まあ、実際体調悪い時に枕元でガヤガヤされたら嫌ですよね。
という事でまあ、この反応は当たり前なのかもしれません。
しかし、ここがオチで終わらないのが五等分の花嫁。
この時の心情について、未来の風太郎から、一言付け加えられるのです。
未来の風太郎の回想が始まる。
”ほろ苦い思い出さえ幸福に感じるのも
多分みんながいたから
今なら言えるかもしれない
あの時言えなかった一言"
そう言って、未来の花嫁と結婚式で向き合っているシーンに映ります。
そして、一言。
「傍にいてくれてありがとう」
と述べるのです。
当時は風太郎も、うるさい!出ていけ!
としか言えなかったけど、本当はみんなが傍にいてくれて嬉しかったんですね!
やっぱり、素直じゃない風太郎。
けどこうやって花嫁さんに向かって、素直に自分の言葉を言えて、
とても良かった!と思います。
ん? ちょっと待って。
当時読んでいた私は、読みながら上記に書いていたようなことを思った記憶があります。
なんの違和感もなく、「良い話だったな〜」と読み終えたわけです。
でも、今読み返してみるとちょっとおかしいよなってなるんです。
だって、風太郎が「傍にいてくれてありがとう」
って言ったの、
5人全員じゃなくて、目の前にいる花嫁なんです。
最後のこのコマが、5人がいる背景の元にこのセリフがあるから。
だから、全員に向けて放たれた言葉のように思われます。
でも、実際は違います。
実際は、目の前にいる花嫁。
つまり四葉に対して言われてるわけです。
そしてもう一個疑問なのが、
この「あの時言えなかった一言」が
「風太郎が寝込んでいるとき」なのかです。
風太郎は確かに、五つ子が傍にいたことにより「うるせえ!」
と言葉を投げかけています。
我々読者は、そうやって「うるせえ!」
と言ってしまったことに対して本当は、
「傍にいてくれてありがとう」
と言いたかったのかなと思うわけです。
でも、あの瞬間に傍にいてくれた事に対してだけ
「傍にいてくれてありがとう」
というのって、何だか変じゃありませんか?
この時のシーンを
「風太郎が5人の姉妹に対して、傍にいてくれてありがとう」
と伝えた。
と考えるのではなく
「風太郎が四葉に対して、傍にいてくれてありがとう」
と伝えた。と考えてみてください。
そうすると、ここまでの全てのピースが繋がります。
どう繋がるのか?
まず風太郎は、四葉が自分の味方でいる理由を探しています。
それは、四葉が「好きだから」という理由を「嘘」として、
本当の答えを隠したからです。
そして、風太郎はその後四葉といる時、二度沈黙しています。
一度目は、買い物に出かけた時。
二度目は、肝試しの時。
どちらも「林間学校を最高の思い出にしよう」というニュアンスの言葉を伝えられた時です。
その沈黙は、どちらも「四葉が自分の味方でいてくれる理由」を探していたからだと筆者は考えます。
そしてそれを通して風太郎は、四葉が傍にいてくれることのありがたさに気づいたのではないでしょうか。
この林間学校は、風太郎にとって最高の思い出になっています。
なぜなら、将来の結婚式でも思い出すくらいなんです。
それくらい最高の思い出を作ることができたのは
四葉が傍にいたから
だと断言できます。
四葉が、様々なタイミングで風太郎に声かけをしてくれたから
そして、それ以外の時も。
常に四葉は傍にいてくれた。
だからこそ、風太郎はあの沈黙の時、
言いたかったんじゃなかったんでしょうか。
「傍にいてくれてありがとう」
その言葉を。
だけど、シャイで素直になれない風太郎は、その言葉を言えなかった。
言おうとしても、間が悪く電話や用事が入ってしまい
その言葉が流れてしまった。
だからわざと作中では「.......」と風太郎が何かを言おうとする描写が足されていたのではないでしょうか。
それはもちろん、この林間学校を通して、そして今までの勉強も通して、
ずっと言えなかった言葉。
それを未来で、風太郎は四葉に対して言ったのではないでしょうか!
そうやってみると、2000日もかけて風太郎が言いたかった言葉。
それが、やったの事で自分のお嫁さんである四葉に伝わった。
そう捉えることができます。
そうであるならば、こんな細かいところにまで意味が隠されている林間学校編は
まごうことなき神回!になるのではないでしょうか!
【五等分の花嫁】まとめ
林間学校から見る風太郎の四葉に対する恋。
いかがでしたか?
これまでの筆者の論をざっと纏めると
- なぜ四葉が風太郎の味方でいてくれるのか。その理由を四葉は「好きだから」と言った。しかしそれは四葉いわく「嘘」で、本当の理由は分からない。
- それから風太郎は、四葉が何故自分をこんなにも支えてくれるのかを考える。そしてそれを通して、「四葉が傍にいること」のありがたみを感じるが、それを当時はうまく言葉にできない。
- 2000日後。四葉との結婚式の時、「傍にいてくれてありがとう」とあの時言えなかった言葉を伝えた。
と以上になります!!
いかがだったでしょうか!
あなたも風太郎の四葉に対する恋心が、「林間学校」にて芽生えたこと
少しでも納得していただけたでしょうか!
もしこの記事を読んで「林間学校編」を読み返したいなと思いましたら
是非とも単行本3巻第21話から、
単行本第4巻32話までを読み返してみてください!
他の姉妹との名シーンも併せて、キュンキュンと感動が織り混ざった幸せな時間を過ごせること、間違いなしです!
ということで、風太郎の四葉に対する恋心に関する記事でした!