「少年ジャンプ+」で連載中の大人気漫画「怪獣8号」をご存知でしょうか?
本作は「少年ジャンプ+」の連載作品の中でも、史上最速で累計発行部数400万部を突破した作品です。
内容が怪獣なら、人気も怪獣級の話題作。
「その面白さの秘密を知りたい!」
あなたもそう思っていませんか?
怪獣の設定や能力に目が行きがちですが、登場人物のセリフも人気の理由です。
夢を目指している全ての人に刺さる言葉がこの漫画にはあります。
この記事で「怪獣8号」に登場する名言を知れば、読むかどうか迷っているあなたもきっと読みたくなりますよ!
そんな「怪獣8号」の魅力をお伝えするために、今回は厳選した名言をお送りします!
【怪獣8号】日比野カフカの名言
まずは主人公・日比野カフカの名言をご紹介します。
現実感がありつつも、その熱い言葉に背中を押されるはずです。
同世代の方はとくに心揺さぶられること間違いなしですよ!
※ここからはネタバレを含みますので予めご了承ください。
「市川、俺やっぱ諦めない。アイツの隣に行かなきゃなんねぇ」
これこそ日比野カフカという男の全てを語る言葉だと思います。
後輩である市川レノに背中を押され、かつて諦めた夢を再び目指そうと決めたのに、
直後にいきなり怪獣になってしまうカフカ。
通報され、わけもわからず逃げるカフカでしたが、ふいに
「もう俺が隊員になることってないのか」
と考えてしまいます。
そう思うのも仕方ないですよね。だって討伐する側がされる側になってしまったんですから。
ミイラ取りがミイラになる、とはまさにこのことでしょう。
しかし、カフカはそんな姿になっても、怪獣に襲われる子どもを助けます。
そして、助けた子どもに感謝されたとき、幼馴染みとの約束がカフカの脳裏に浮かびました。
怪獣が怖いと呟く幼馴染みに、カフカは言います。
「そんときゃ いつだって俺が隣にいる!」
日比野カフカのスタートにしてゴールを表わす、真っ直ぐで熱い言葉ですね!
「いい歳こいて夢なんてサマになんねーのはわかってるけどもう一度追うって決めた・・・!今度はぜってー諦めねぇ!!」
入隊試験の二次審査。
怪獣討伐という最難関試験において、清掃業者の知識を活かしてアタッカーをサポートするカフカ。
しかし、死角から現れた怪獣に襲われ、カフカは負傷してしまいます。
複数箇所の骨折と内臓を損傷した可能性もあり、審査員はリタイアを勧めます。
が、彼は迷わずそう言いました。
いい歳して夢を見るのは、端から見れば格好悪く、恥ずかしいとさえ思われるでしょう。
それを承知の上で放ったこの言葉!
ウルッとしてしまうのは、私もいい歳だからでしょうか?笑
「夢を追うってのは一番譲れない大事な物で毎分毎秒誰かに負け続けることなんだ」
最終審査がなんとか終わり、怪我のため入院することになったカフカとレノ。
すごい奴らと久しぶりに競い合ったカフカは、レノにそう漏らします。
気弱な言葉に、レノは心配そうに声をかけますが、
「けど そんなことどーでも良くなるくらい熱くなれんだよな」
とカフカは笑います。
怪獣8号を初めて読んだとき、一番初めに心に残ったセリフがこれでした。
夢を追うことでわかる辛い現実。
上には上がいると思い知らされる絶望感。
そんな暗い気持ちになりつつも、最後の言葉にニヤリとしながら思いました。
カフカ、めちゃくちゃ格好良いなと。
【怪獣8号】他隊員の名言
ここからは主人公カフカ以外の隊員の名言を紹介していきます。
「怪獣8号」の登場人物はみんな個性的で、応援したくなるキャラクターばかりです。
みんな命がけで夢を追っているからでしょうか。
主人公に負けないくらい、いいこと言うんですよ。
あなたの胸に響く言葉が、きっとあります。
市川レノ「オレは諦めないんで死ぬまでわかんねーっス」
市川レノは、カフカが働く怪獣清掃業者モンスタースイーパーの新人バイトで、防衛隊員を目指す18歳の青年です。
昔は防衛隊員を目指していたが、今は会社の古参であると紹介されてしまうカフカ。
そんな彼に、レノは「なんで 諦めちゃったんですか?」と問います。
カフカは「頑張ってはみたが自分の才能の壁に気づいた」「お前も年を食ったらわかるように・・・」と苦笑しながら話しました。
そんなカフカの言い訳を、レノはこのセリフで両断します。
この言葉に、私自身もハッとさせられました。
かつては自分もそう思っていたはずなのに、カフカと同じように、私もいつの間にか諦めてしまっていました。
自分の才能の壁に気づいたのではなく、そこで終わろうと決めたのは他ならぬ自分なんですよね。
カフカにとっては涙目になるくらい厳しい言葉ですが、
忘れてしまっていた熱い気持ちに気づかせてくれる名言だと思います。
ちなみに、このセリフだけだとレノは冷たい後輩に思われてしまいますね笑
しかし、その後カフカに防衛隊員の年齢制限が33歳に引き上げられたと教えるのもレノです。
その理由は、諦めた話をしている時、すごく寂しそうだったからとのこと。
カフカも言っていますが、実は全然いい奴なんですよ!
保科宋四郎「斬って斬って斬り開け。それだけが僕の存在証明や」
後にカフカやレノが入隊する防衛隊第3部隊。
その副隊長を務めているのが保科宋四郎です。
副隊長を務めるだけあって相当な実力者である宋四郎ですが、
そんな彼にも大きなコンプレックスがあります。
それは、銃器の適正が低いこと。
室町時代から続く怪獣討伐の一族出身である彼は、刀の扱いにおいては天才です。
しかし、今の時代は怪獣が大型化している傾向にあります。
刀だけでは通用しない。いつか必ず命を落とす。
諦めろ。
多くの人間にそう言われて続けてきました。
第3部隊隊長である亜白ミナに会ったときも、宋四郎は思いました。
また諦めろと言われるに違いない。
しかし、ミナは違いました。
「君の力が必要だ」
その言葉は、宋四郎にとって何より嬉しいものだったに違いありません。
「私が敵を射抜く時 君がその道を切り開いてくれないか」
ミナの言葉を胸に、宋四郎は苦手とする大型で強力な怪獣に立ち向かいます。
これまで飄々とした態度でどこか掴めない彼でしたが、このとき見せた素顔にグッときました。
刀一本で副隊長まで上り詰めた男の生き様が見える、熱い言葉だと思います。
亜白ミナ「うん。ずっと待ってる」
亜白ミナは防衛隊第3部隊の隊長であり、カフカの幼馴染みでもあります。
カフカの言う「あいつの隣」とはミナの隣であり、かつて交わしたその約束を守るために、カフカは防衛隊員を目指しました。
しかし、とある怪獣が基地を襲った際、カフカは正体がバレることもかまわず怪獣8号の姿に変身してしまいます。
その結果、基地の皆を救うことには成功しますが、怪獣として拘束されてしまいました。
仲間である皆に嘘をついていたこと。正体を隠すことを助けてくれていたレノたちを裏切ってしまったことを嘆くカフカ。
しかし、そんな彼にミナは言います。
「第3部隊に 君を怪獣(てき)だと思ってる奴なんて一人もいないよ」
ミナの言葉に、カフカは目に涙を浮かべながら問いかけました。
「俺はまだ お前の隣 目指していいのかな」
その答えが「ずっと待ってる」です。
ときには、カフカのことを嘘つきと愚痴っていたミナですが、それは今でも約束を信じていることへの裏返しだったのでしょう。
ずっと、というところに、その強い想いが表れていると感じました。
【怪獣8号】名言まとめ
「怪獣8号」のあらすじ
怪獣8号をオススメする理由
日比野カフカの名言
「いい歳こいて夢なんて サマになんねーのはわかってるけど
もう一度追うって決めた・・・! 今度はぜってー諦めねぇ!!」
「夢を追うってのは 一番譲れない大事な物で
毎分毎秒誰かに負け続けることなんだ」
他隊員の名言
保科宋四郎「斬って 斬って 斬り開け それだけが 僕の存在証明や」
亜白ミナ「うん ずっと待ってる」
いかがでしたでしょうか? 「怪獣8号」のあらすじやオススメする理由、登場人物の名言をお伝えしました。
他にもたくさん熱い言葉が登場する本作、今後のストーリー展開も楽しみですね!
個人的には、おっさんだってまだまだ若者に負けないぜ!という姿をもっと見せてほしいです笑