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【SPY×FAMILY】10巻ネタバレ!明かされる黄昏の過去!彼はなぜスパイになったのか!?

2023年7月23日

 

スパイ×ファミリーもとうとう10巻に突入しましたね!

 

10巻では、ロイドが<黄昏>として活動を始めるまでの壮絶な過去、ヨルがダミアンの母親と知り合うなど物語の中でも重大な話が描かれています。

今回は10巻に収録されている第62話から第66話についてネタバレをご紹介します。

SPY×FAMILY10巻のあらすじ

物語の舞台は東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)という隣同士の国。両国は数十年にわたり冷戦状態にあります。

黄昏(主人公)はウェスタリスの凄腕スパイです。

 

彼は平和を脅かす危険人物である東国国家東一総裁ドノバン・デモンストの息子が通う名門校(イーデン校)の懇親会に潜入せよという任務を受けます。

この任務を遂行するため精神科医のロイド・フォージャーとして家族を作ることに。

そこでロイドは孤児院にいたアーニャを娘に、市役所で働くヨルを妻に迎え入れミッションを遂行することに。

 

ところが娘のアーニャは超能力者、妻のヨルは殺し屋だったのです。

このことは他人の心を読めるアーニャ以外、互いの正体を知りません。

 

お互いに秘密を抱えながら3人は生活を送ることになったのです。

 

<黄昏>の壮絶な過去

ー 西国東部 ルーウェン ー

 

幼少期の彼は友人達とよく軍隊ごっこをして遊ぶことが多く、「参謀」と呼ばれていました。

いつもへらっと笑う彼は遊びの時にはすごい顔をすると言われ、役にはまり込んでしまうと笑ってごまかしています。

 

この彼がのちに"黄昏"と呼ばれることになります。

 

彼は将来、軍人として悪い奴を倒したいという夢を持っていましたが父親に反対されていました。

軍人ごっこで使う軍人グッズを親にねだることができず、参考書を買うと父親に嘘をついて軍人グッズを買ってしまうことに心を痛める参謀・・・

 

よく行くコロッケ屋さんのおばちゃんにも軍人になることを相談してみると、自身が思っていた東国のイメージと違っていたことで軍人になるのも違うのかもしれないと思い始めました。

 

父に嘘をついたことを謝ってお金も返そうと思い、友人たちと軍人ごっこするのもやめて違う遊びをしようと思っていた時事件は起こります。

 

なんと東国(オスタニア)が西国(ウェスタリス)を襲撃してきたのです。

 

昨日までとは一変してしまった街や人々の状況に全く状況が呑み込めず立ち尽くす参謀。

ただただ恐怖が襲ってくる状況ですが、なんとか母親と合流でき2人で叔父が住むキールバーグに避難することになりました。

 

父親は家を出たまま戻ってこず、様々な思考が頭をめぐる中キールバーグにも空襲の警報が鳴り響きます。

 

街の人々がシェルターに逃げ込む中、参謀は家の様子が心配となり飛び出して家に行きます。

家についてみてるとそこはがれきの山となり、母親の死も目の当たりにしてしまいました。

 

参謀は家も両親も失い絶望の淵に立たされることとなります。

 

闘いの日々

事件後彼は名前も年齢も偽って軍隊に入り、恨みに身を任せて武器を握っていました。

 

武器を握った彼の目は以前の"優しくて気の弱い少年"とは似ても似つかないほど冷たい眼差しへと変わっていました。

 

ある日彼は戦場で戦いがバカバカしくなり逃げようとしているフランキーに会いました。

 

『バカらしくならないか? この東西戦争は言うなりゃ外交の失敗の結果だ 何で失敗の尻拭いをオレら木っ端市民がやんなきゃなんねーのよ

都合よく憎しみ合わされて 戦って 命を落として 世界一不毛な時間だわ』

 

引用:SPY×FAMILY10巻より

という話をしていたところ、敵が近づいてきたためその場を離脱しました。

 

戦いの日々に明け暮れていた彼に少しの光が差し込むことがありました。

それは空襲で死んでしまったと思っていた友人達が実は生きており、偶然再会することができたのです。

 

ただその喜びも束の間・・・

 

その日の夜に友人達はロベルツ攻略戦に駆り出され、帰らぬ人となってしまいました。

 

再び彼は絶望を味わうこととなるのです。

 

そして、彼がスパイの仕事に就くようになったきっかけの出来事が起こります。

 

スパイになった理由

 

ある日、彼が野菜を切っていると陸軍情報部を名乗る謎の男が現れスパイにスカウトしたのです。

その謎の男は彼の本当の名前も年齢、名前を偽って入隊していることも知っており、ただならぬ人だと感じとれます。

 

話を聞き少し悩んだあと、後日彼は待ち合わせの場所に行きました。

 

そこで彼は陸軍情報部の男に何のためにスパイになるのか?と聞かれ、

 

別に理由なんてない

引用:SPY×FAMILY10巻より

 

と一言だけ伝え国家の陰となり、東側と西側の均衡を保つ諜報員となる事を選んだ彼は、後に<黄昏>と呼ばれるようになったのです。

 

スパイになると決めたときは戦争の日々に嫌気がさし、すべてを失って何もかもどうでもよく思っていたのでしょう・・・

ですが彼はオペレーション<梟>を遂行すると決めたとき「すべてはよりよき世界のために・・・」と、アーニャを助ける際に「子どもが泣かない世界 それを作りたくてオレはスパイになったんだ」と語っています。

 

スパイを続けていく中でかつての自分のような子どもたちが平和な日々を送れる世界を守るために戦い続けているのではないでしょうか?

 

メリンダ・デズモンド登場

話は変わりアーニャのために買い物に出かけたヨル・フォージャー。

 

その途中に大荷物を抱えながらに階段を上がっていた女性が、お就きよりも前に出ようとするもバランスを崩してしまい落下しそうになります。

それを寸前で助けたヨル。

 

高く積み込まれた大荷物を崩すことなくに全てを受け止め、階段から落ちそうになっていた女性の手を掴み颯爽と助けに入ったヨルに感謝する女性。

ヨルの素早い動きを見て感動した彼女はお礼をしたいと言い、ヨルを半ば無理矢理と連れて行ってしまいます。

 

ヨルが助けた女性の名は、メリンダ・デズモンド

 

彼女はダミアンの母親であり、また国家統一党総裁であるドノバン・デズモンドの妻でした。

 

ヨルはアーニャが息子のダミアンを殴り飛ばした事を思い出し、すぐに謝りましたがメリンダは全然気にすることはないと言います。

ダミアンが学校で楽しく過ごしている事や、アーニャとトラブルがあってもそれは喜ばしいことだと受け止めていたメリンダはこれかも仲良くしてほしいと言います。

 

そして愛国婦人会へ誘われたヨルは帰宅後その事をロイドに伝えます。

 

もしヨルとメリンダが仲良くなれば、別の形でドノバンと接触できる可能性もあると第三のプランとしてママ友作戦を考えるロイド。

その彼の思考を読んだアーニャは、このままではお払い箱になってしまうと慌てながらにダミアンと仲良くなる事をひそかに決意します。

 

ダミアンとアーニャ、メリンダとヨル。【なかよしだいせんそう】はどのような展開となるのでしょうか!?

 

SPY×FAMILY10巻まとめ

 

10巻はロイド・フォージャーこと<黄昏>の誕生秘話となる貴重なお話でした。

 

父は厳しくとも普通の家庭に生まれ、仲の良い友達と遊ぶ日々があったのですね。

そしてそれらを戦争で失い、彼が子どもが泣かない世界を作りたいと願う気持ちはここから始まっていたのだと彼の決意の強さが解る内容でした。

 

黄昏にはロイドとしてこのままヨルとアーニャと幸せになれれば・・・と願わずにはいられません。

 

そして今回はついにダミアンのお母さん登場巻となりました!

さすがドノバン・デモンストの妻。ヨルが言葉を失うほどの迫力でした。

 

このお母さんにも何か秘密がありそうですね。

やはりダミアンの家族には何かがあるのでしょうか?

 

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